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モスル負傷者、救急搬送に限界

2017-08-07 10:52:54 | 日記
過激派組織「イスラム国」(IS)が徹底抗戦を続けるイラク北部モスルでは、交戦で相次ぐ負傷者の治療が大きな課題となっている。医療機関は破壊され、救急患者の多くは約85キロ離れたクルド人自治区の都市アルビルまで搬送を強いられる。時間と闘いながら遠距離が壁となり、命を落とす市民も多い。

 アルビルにある「西アルビル救急病院」は、モスルからの負傷者を最初に受け入れる医療施設の一つ。3日も次々と、担架に乗せられた患者が運び込まれた。医師によると1日平均で約20人。一時期よりは減少傾向にあるものの、けがの程度は変わらない。

 1階の病室では、3日朝にモスル旧市街でISに右あごを撃たれたファラ・ソビさん(20)が、意識が混濁した状態でベッドに横たわっていた。血まみれの上着を着たままの父親のハリドさん(65)によれば、隠れていた地下トンネルから軍に促されて外に出た際、ISに狙撃された。「建物の屋上に狙撃兵が見えたが、部隊の兵士が『心配するな』と言うから信じたのに」と悔しがる。

 傍らでは、同じく旧市街で1日にISの自爆テロの巻き添えとなり、背中と首に大けがをしたアリフ・ハラフさん(23)を母親がいたわっていた。一緒にいた祖母は死亡。不審な女性が近づいてきて声を掛けたら突然自爆したといい、ハラフさんは苦しそうに「あの時の様子が頭から離れない」と振り返った。

 負傷した市民はモスルから救急車で移送されるが、モスルの医師が不足しているため、同乗するのは看護師だけ。応急処置しかできず、到着時には死亡しているケースも頻発するという。同病院のマルワン・ガフォリ医師(24)は「アルビルの患者より、今はモスルの負傷者の治療を優先せざるを得ない」と話した。 

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