豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家事調停員とは…函館市~北斗市

2015-03-19 17:58:31 | ファース本部
今日の午前中は家庭裁判所の庁舎内で家事調停の業務を行っておりました。
写真は帰社後に筆者が付けたままの調停員バッジを撮りました。
家事調停員とは、家庭裁判所の非常勤職員という位置づけでの国家公務員です。

調停員は次のような要件を満たす者との記載項目があります。
1・弁護士となれる資格を有する者。
2・民事若しくは家事紛争を解決するための有用な専門知識、見識、経験を有する者。
3・社会生活上で豊富な知識と経験を有する者。
4・人格識見の高い40歳から70歳までの者。
この項目要件に該当する人の中から最高裁判所により任命されます。

当方はこの4項目の何処にも当て嵌まらないようですが拝命され今年で20年目となります。
実際には、各地域自治体の市議会、教育委員会、弁護士会などの公的団体において、調停員になる人の枠が確保されており、各地の家庭裁判所と取り決めがされているようです。
団体から推薦された人は、家庭裁判所が最高裁判所に推薦して、最高裁判所がその推薦に沿って任命するという段取りです。無難な弁護士が大半を占めている理由かも知れません。

調停員は、社会的良識をわきまえた方であることを前提に任命されています。
ところが調停員は法律家ではないため、細かい法律に熟知しているわけではありません。
徹底した法律研修は、義務づけられており家事調停に必要な知識は一応弁えています。

家事調停室では、時に調停員の乱暴で非常識な言動が問題になることがあります。
調停事案の遣り取りでは、当事者から罵声を浴び、思わず感情的に理不尽な言葉を発することもあります。調停員の交代は原則的に認められていませんが調停員の言動が余りにも劣悪だと感じる場合は、担当書記官にその旨を伝えると相応の配慮は期待出来るようです。

調停室では、二人の調停員が入り、相互で確認しながら遣り取りすることから、何方かに非常識な言動などがあった場合には相互が戒め合う連携が出来ています。
今週は3件の調停案件のうち、今日も含め2件の事件を成立させることが出来ました。
明日からは、少し安堵して長野県への出張に出掛けられそうです。

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