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授業で役立つ指導の技術-44-

2024-02-13 05:15:41 | 全員参加型授業の指導技術
《 一秒先の姿をほめる 》
 
お薦めの技です。
 
ほめると子どもは伸びる。
でもほめることがない場合にはどうするか。
 
一秒先の姿をほめればよい。
 
 
・帰りのあいさつの時、「起立」と声を出した係の子に向かって
 ○「お、今日は元気なあいさつが聞けそうな予感がする」
 →にかっと笑い、張りのある声で「明日も元気に来て下さい。さようなら!」
 
・算数の時間。なかなか定規を使わない子がフリーハンドで書いた線を消した瞬間
 ○「お、定規を使って引こうとしているね」
 →定規を持って線を引く
 
・おしりをいすから落として座っている子が、足を動かした瞬間
 ○「お、いい姿勢で座ろうとしているね。」
 →座り直す
 
・漢字練習中、弱い筆圧でさらさら書いている子。2行目に移った瞬間
 ○「おお、いい字を書こうとしているね。・・・うん、黒々としたカチッとした字だ」
 →強い筆圧で、線一本一本をしっかり書き始める。
 
・野菜が苦手な女の子。おかずに箸を付けようとしたとき
 ○「お、今日は、いつもより多く食べようとしているでしょ。」
 →「先生、今日はけっこう食べたよ」と見せに来る。
 
 
これらは、方向付けである。
特に、小学校高学年から中学生にかけては、自尊心を適度にくすぐる。
マイナスを指摘するする材料が減り、教室が明るくなる。
子どもの自己肯定感も高まっていく。
 
応用で、明日をほめる方法もある。
 
「明日忘れ物をしない人」「はーい」「今手を挙げた人の明日に拍手をしましょう!」
 
教師にはプラス思考が似合う!

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