もの忘れ名人の繰り言

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必見「深層深入り虎ノ門ニュース」

2016-08-24 16:42:48 | 日記

テレビ放送が詰まらなくなって久しい。観るのは精々ゴルフ中継かニュースくらいなものだが、そのニュースも錆びた包丁で料理した程度で切り口の鈍さは見るに堪えない。朝生テレビは初期のころから見ているが、最近は司会の田原総一朗が呂律も怪しいし、頭の回転が鈍っていて議論をまとめることもできていない。それにコメンテータとかいう知ったかぶり、ステレオタイプな何でも反対の発言には辟易する。ワイドショーというのは一体誰が見ているのであろうか。

ということで、最近は地上波は見限って、もっぱらDHCシアターの「深層深入り虎ノ門ニュース」を贔屓にしている。ユーチューブ、ニコ生などで毎朝8時から10時まで生放送しており、それぞれの専門家がホットなニュースを地上波では言えないことをズバズバと斬りまくるので、ニュースの真相がよくわかる。

月曜日は武田邦彦(大学教授)、半井小絵(気象予報士)、火曜日は百田尚樹(永遠のゼロの作家)、水曜日はケント・ギルバート(弁護士)・井上和彦(軍事評論家)、木曜日は青山繁晴(参議院議員)、金曜日は須田慎一郎・有本香の諸氏が担当され、司会は居島一平という博学芸人が担当している。テレビで放送されないことは当然として、新聞でも報道されない裏事情も掘り下げて解説しているので、見ごたえ十分、一度是非ご覧ください。

その外にも「ニュース女子」というのもあり、これまた若い女性がずらりと並び、その道の専門家のオジサンが相対するもので、一見軟弱に見えてその実硬派な意見が繰り出される、一味違った趣向が凝らされていて面白い。「真相はこうだ」という識者の放談番組もあり、興味はつきない。極め付けは高山正之『放言BARリークス』という酒を飲みながらきわどい話までリークするという番組である。高山正之という人は「週刊新潮」のコラム「変見自在」で有名な元産経記者で、文章は極上、さまざまな調味料を効かせた歯切れのいい文体はファンも多いそうだがうなずける。

DHCはサプリメントで業績をあげた会社であるが、儲けを社会還元するために放送分野に乗り出したのかどうかは定かではないが、新しい時代を切り開く、既成のテレビが衰退するのを見越した実験放送であることは見て取れる。

ニュース番組もマンネリだが、それに輪を掛けてテレビドラマの落ち込みは酷い。若者がテレビ離れしているのに、若者に媚びたドラマをつくって誰が見るというのであろうか。ケーブルテレビで放映している昔のテレビドラマには感心する。随分前のはなしであるのに一向に古びていない。やはり脚本家が心血を注いで書いたもの、それを映像にまとめ上げる演出家、俳優などの意気込みが伝わってきて、現代でも十分通じるから面白いのであろう。

時代は確かに変わりつつある。本物だけが通用する、そういう時代に変わりつつあるようだ。新聞の発行部数が激減し、月間雑誌、週刊誌も軒並み部数が減少している。書籍の売れ行きも減少の一途を辿っている。活字ばなれでかたづけられない原因があるようだ。スマホの先に何があるのか。だれか教えて欲しい。

 


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