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日本最古の神社ー大神神社の三つ鳥居

2016-10-16 09:58:03 | 日記

日本最古の神社は出雲大社だと思っていたら、奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)の方が古いと知り、早速出かけてみた。いま話題の「山の辺の道」にあり、JR巻向(まきむく)駅から桜井駅までのわずかな行程だが、行ってみて驚いた。手前には崇神天皇陵、景行天皇陵が並び、そしてこの巻向には卑弥呼の陵墓ではないかといわれている箸墓古墳があり、まさに古墳時代のはじまりの地である。小高くそびえる巻向山の麓は初期の大和王権の発祥といわれており、3世紀といういにしえの地が実在し、いまも人びとが訪れていることに驚く。コスモスが咲き、柿の木には柿の実が照り、稲穂が揺れている景色はまさにまほろばである。仏教が伝来したのもこの周辺といわれている。まさに日本の古代史を足の裏に感じながら歩くわけである。

大神神社は大国主命が自分の生魂を三輪山に祀れといわれたという伝説によって生まれた神社であり、だから祭神はこの神社の裏に聳える三輪山そのものであるという。この大神神社の特色は三つ鳥居というここにしか見られない鳥居にあるのである。三つ鳥居は中央に鳥居があり、その左右に少し小さい鳥居を連結した不思議な恰好をした鳥居で、本殿の裏に建てられており、この三つ鳥居越しに三輪山を参拝する仕組みになっている。

お守りなどを販売している可愛い巫女さんに、三つ鳥居はどうすれば観ることができるのか尋ねると、参拝祈願所を指し示し、あそこで申し込むのだ教えてくれた。早速赴て尋ねると、神官が出てきて案内してくれるという。神官の後にしたがいついて行くと、広い廊下で立ち止まり、少し離れて対面するように指示があり、これから鳥居まで案内し参拝する旨が伝えられた。そして緊張しながら神官についてゆくと、廊下の曲がり角で立ち止まり、荷物をここに置けというのでバッグとカメラを置くと、あちらに向かって二礼、二泊、一礼するようにいわれ、目を向けると曲がり角の向こうに朱塗りの三つ鳥居が斜め方向にあり、そこに向かって参拝した。三つ鳥居の前まで行って三輪山に参拝することはできず、遠くから眺めるだけで、正直なところ拍子抜けしたが、それでも神域にあるという有難さは感じられた。

そのまま来たルートを戻り参拝所に到着したので初穂料とか参拝料とかあるのかと立ち止まっていると神官は知らん顔しているので、恐る恐る尋ねると、いやこれでお帰り下さいとのことで、なにやら得したような申し訳ないような気がしたが、挨拶をして辞した。先ほどの巫女さんのところへ行き、ウサギの人形、お守りなどを購入して神社を後にした。

三輪といえば三輪素麺しか知らなかった不明を恥じ、改めて日本という国がどのような経緯を辿って国家として歩き始めたのか、その地がこの周辺にあったのかと感慨も一入であった。三輪駅へ直行し帰路についたが、後ろ髪を引かれるという感情を実感した。秋の日は傾きながら奈良盆地は悠久の時を今日も刻んでいた。

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