ふうてん親爺の ODブログ

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ふうてん親爺の わくわくアウトドア  

醒ヶ井渓谷

2008-09-13 21:52:05 | 滋賀 近江のつれずれ

9月半ばとは言え、まだ夏の名残の蒸し暑い午後、米原から国道21号線醒ヶ井宿を山手に折れ、村落を抜け丹生川を車で遡って行きました、もうすぐ養鱒場というあたりの醒ヶ井渓谷で車を降り谷筋を覗いてみました。
そこには幻のような景観がありました、川霧が沸き立ち川面をミルクベールが覆っています、そこに木漏れ日が数筋さして見事なコントラストを現しています。突然幽玄の世界に迷い込んだ気分です。
秋気配の山の上流からの冷たい水と昨夜来の雨のあとの湿気と、午後の陽ざしによるにわかな気温上昇が偶然重なり川霧が発生したのでしょう。
こんな景色を見るチャンスはそうはないでしょう、今日もラッキーでした。

播磨浄土寺

2008-09-07 23:50:56 | Weblog

JR加古川から加古川線で5駅、神戸電鉄で1駅そしてバスで15分と乗り継いで、滋賀県から約4時間の道のり、播磨小野市の町はずれにめざす浄土寺がありました。
私がずっと前から一度訪れたいと思い続けていた寺院です。
月曜日の午後3時ごろ、ひっそりした境内の浄土堂に入ると、うす暗い堂内に身の丈5mと3mの見上げるような大きな阿弥陀三尊立像(仏師快慶作)にまずおどろきました。
やがて陽が傾き始めると三尊のうしろの格子戸(しみ戸)からじょじょに堂内に陽光が差し込みその光が床に射し、それがまた朱色の天井に反射してふりそそぎ、次第に三尊像を赤く染めてゆきます、そしてとうとう4時過ぎくらいでしょうか光芒がクライマックスになりました、三尊の仏様が朱と金色に最高に輝きました、まさに西方浄土から阿弥陀様が降りて来られたお姿です、なんと言う神々しい光景でしょうか!
この時は私も含めて4人の参拝者でしたが、みんな恍惚ぼうぜんとして佇んでいます。

お彼岸時分が良いと言われますが、1年のうち陽光が強い7月末頃から8月中頃が最も美しく仏様が映えられるそうです。
私は9/1に行きましたが、好天の陽光に恵まれて素晴らしいお姿にめぐりあうことができました、有難うございました。 
          合 掌

国宝浄土堂       国宝阿弥陀三尊像

堂内は撮影禁止のため阿弥陀三尊像の写真は同寺案内書からの複写です。