9月半ばとは言え、まだ夏の名残の蒸し暑い午後、米原から国道21号線醒ヶ井宿を山手に折れ、村落を抜け丹生川を車で遡って行きました、もうすぐ養鱒場というあたりの醒ヶ井渓谷で車を降り谷筋を覗いてみました。
そこには幻のような景観がありました、川霧が沸き立ち川面をミルクベールが覆っています、そこに木漏れ日が数筋さして見事なコントラストを現しています。突然幽玄の世界に迷い込んだ気分です。
秋気配の山の上流からの冷たい水と昨夜来の雨のあとの湿気と、午後の陽ざしによるにわかな気温上昇が偶然重なり川霧が発生したのでしょう。
こんな景色を見るチャンスはそうはないでしょう、今日もラッキーでした。