文のためば

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舞台監督実習 レポート/二つ目

今回の舞台監督実習で私は衣装部として参加し、舞台監督の立場、役割を体験させていただきました。まず立場としては舞台製作において最も責任重大なポジションにあたるという印象でした。その責任の範囲は台本、ト書き、舞台の大道具、小道具、照明、音響と多岐及び広範囲にわたっています。事故が発生しないように努めることが最重要で特に安全面の責任の比重が大きく、作業中はもとより公演中に伴う様々な危険に対する最終的な安全確認も行わなければなりません。演出、特殊効果等のきっかけあわせ、劇場スタッフと機械化した舞台装置の安全確認に関する打ち合わせをしさらに、舞台本番に突発的な事故や重大な問題がおこり安全が確認できなくなった場合にはその舞台を中止できるという非常に強い権限をもっています。そして演出面における舞台監督のポジションは演出家のしたにつき補助を行うような役職ですが実際は演出家以上に舞台を取り仕切る実質的なリーダーです。その役割は、演出家と連携し、どう演出したいかという意図を具体的に汲んで求められるプラン、照明、音響、効果の動きを把握、調整しそれらの装置の工務に関しての推考をしていくことと、スケジュールの作成、予算の管理、調整があります。よって舞台監督にはそれらの知識はもとより他の役職の仕事内容に関した深い理解も求められています。また舞台監督は演出家の定めた舞台演出方針の中心的な役割をするため、スケジュールの作成に対する大きな権限をもっており公演の進行もおこないます。このように舞台監督は舞台全体を通しての総合的な仕事をこなし、その公演にかかわる演出家を中心に、プロデューサー、美術プランナー、照明プランナー、音響プランナー、衣装プランナー等、公演に関わる主要スタッフの間に立って発生する利害関係の解決をし、必要とされる各セクションの予算などを会議で決定したうえで、その連携がよりスムーズにゆくよう調整、監督する実務的なことから演出家の意図を舞台に反映させるための制作や演出の指揮を含む総合的な仕事になっています。
 具体的に述べてみると、実務的には、パフォーマンスを行うカンパニーの内容を、企画や稽古の段階からきめ細かく把握し、制作、政策担当と綿密な打ち合わせの上、上演する劇場や格スタッフの間に立って、その連携がスムーズにゆくように調整、監督します。技術的には、搬入から仕込み、本番までの舞台の使い方、吊物バトンの使い方を考えて、図面を描き、段取りを組まなければならないのです。その場合にも常に、舞台機構や装置の動き、照明、音響機材の設置場所、客席の使い方、見切れなどを考慮し、最大限の舞台効果を上げることを考えます。近年の高度化、機械化によって劇場での危険性は増加しました。よって安全面に対する劇場との打ち合わせはより重要な仕事となったようです。創造過程では、出演者と演出家、振付家、音楽家、美術か、照明家、音響プランナーや演出助手、稽古場進行係、衣装係、大道具係、その他の必要な全ての関係者と連携を取り、必要なものを手配し、全ての問題に最後まで責任を取るのが仕事となります。
 稽古場管理の仕事のうちに禁止行為の解除申請をするという業務があります。これは作品の演出上、タバコや火薬など、普段上演会場では禁止されている小道具を使いたい時に、消防署に書類申請をしなければなりません。これは1週間から2週間前に、例えばタバコ、化学反応を起こす物質、煙、火薬、銃など具体的な小道具の名称と写真を付けて書類申請します。それだけではなく、いつ、どのタイミングでどのようになど事細かに記さなければ許可は下りません。このように舞台監督は”簡単”にできるようにできるのではなく、”スムーズ”に制作作業ができるように手配するのです。
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