SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

よこのコントロールが先

2017年12月31日 | 少年野球

ピッチング練習ではまずホームプレートの幅+両端ボール1個を意識してよこのコントロールから決めて行く。

フォームがしっかりたて回しになっていれば、よこのコントロールはすぐに落ち着いてくる。たてのコントロールはバッターの身長によって変わってくるので、練習の時はあまり気にしない方がいい。

キャッチャーにとっても、プレートの幅に入っているワンバウンドは、絶対止めなくてはいけないからいい練習になる。

いざ試合が始まってストライクが入らなくなった時も「もったいないよ」とか「リラックス×2」とか言うより、「まずはよこのコントロールから決めて行こう」とアドバイスする方が効く・はるかに効く。

しっかりたて回しで投げられるようになれば、多少高目・低目に外れても振ってくるチームは振ってくる(強いチームほど振ってくる)。空振りでもファールでも取れたら、楽になってストライクが入るようになる。

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腰のたて回し

2017年12月31日 | 少年野球

ピッチャーには腰を立てに回すタイプと横に回すタイプがある。

オーバースローがしっくりこないピッチャーは、本来横回しタイプで、スリークォーターやサイドスローで投げるべきなのだ。

ではなぜ小学生はオーバースローで投げるように指導されるのか。ひじの位置が肩より下がった状態で投げる癖がついてしまうと、ケガに直結するからだ。

きっちりひじが上がっていれば、サイドでも(なんならアンダーでも)投げてかまわないと思う。

どうしても下がる選手にはグラブを高く上げるようにアドバイスしている。両肩を結んだラインに投げる方のひじが乗っていればよい。プロでもグラブを高く上げるピッチャーが案外いる。

たて回し極意は「マエケン体操」に集約されている。一見上半身の運動のようだが、ひじ・肩・肩甲骨を柔らかく使うのはもちろん、大事なことは腰の動きとシンクロしているかどうかである。

骨盤がたてに回っているかどうかである。


 
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Weight Shift と Top Hand Torque のインパクトの違い

2017年12月24日 | 少年野球

面前にマットを置いて、バッティングフォームからグリップエンドを切り落としたバットを投げる練習がある。これはTHT向きの練習であると考える。

インパクトまで直角キープは同じだが、THTはその名の通りトルクをかける(バットをねじ込む)動作が必要なので、バットを投げ出すような動きに見える。

しかし、投げだす動きだけで、ねじ込むことをしないと、ヘッドが下がってしまう。身体からバットを離す動きはヘッド下がりに直結する。先の方が重いのだから当然である。ねじ込みのタイミング・角度がバッチリ合えば、背筋を使ってボールを運ぶ(カチアゲル)ことができる。

対してWSは、インパクト前に加速が終了しているため、ねじ込みは不要なので、直角のまま横に振りぬくような動き(シバク)になる。ボールに向かって身体を移動させるのだから、タイミングを合わせるのは難しいし勇気がいる。

しかし、タイミングさえ合えばボールは飛んでくれる。イチローがスイートスポットよりグリップ側でボールをとらえても(つまっても)バットを折らずにヒットにできるのは、WSで打っているからだ。


 
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肩が痛い

2017年12月15日 | 少年野球

肩が痛い<`~´>  のが治ってきました。肩が痛いくらいで練習でキャッチボールができないなんて最悪。

せっかく肩が痛いのだから、「どのポイントで痛い」のか検証してみた。肩の関節を前に動かすと痛い。肩を上げる動作では痛くならない。そこから肩を「たたむ」動作で痛くなる。肩の位置を固定してひじを前に出すと激痛が走る。だから、投げる側の肩を固定して反対側の肩を中心にして回ると、痛くなく投げられる(それでも少し痛い)。

「頭の後ろから投げろ」は、その通り! ⇒ 小学生から横投げしてると将来はないと思え!?!?

ピッチングはどこまで行っても「たて回しが基本」。横回しは中学に行ってから!とにかく重力にには逆らうな!ということ。「ボールを一番高い位置に持ってきて、真っ直ぐに振り下ろす」=腕を振る ということ。ひじの位置が下がると「腕を振る」感がなくなり、ベンチから「腕を振れ」と檄が飛ぶ。

小学生のチームにおいて、「全員に一回はピッチャーをやらせる」ということを目標としている監督は多い。ふたりしかピッチャーがいないと上には行けない。全員にピッチャーの経験をさせるのは、小学生チームの監督の義務。少し守備がうまくなったらピッチング練習させるべき。

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「負けに不思議の負けなし」と行動経済学

2017年12月01日 | 少年野球

野村克也氏が言う「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」は行動経済学がみごとに説明している。

人間は「損切りができない」・・・損(=負け)を認めたくないし、受け入れられない。「損した(負けた)」の感情メーターは「儲かった(勝った)」の5割増しらしい。負けた悔しさは勝った喜びより1.5倍以上長く心に留まるということ。

なぜ勝ったかは考えない。なぜ負けたかは考える。 自チームのストロングポイントを確認するために、「なぜ自チームは勝ったのか」を客観的に分析すべきである。

「相手チームはなぜ負けたのか」も分析してみる。その悔しさを噛みしめてみた結果、相手チームは「たいして打たれることもなく、自分たちのミスで負けた」ということになれば、自チームは「ストロングポイントなく勝った」ということになる。それこそ最も反省すべきウイークポイントである。


 
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