ウッチーの七転び八起き日記

アイアンマンと山岳耐久レースで
好成績を狙う、トライアスリートの日記

ランニングフォーム

2006-01-06 22:15:56 | 普通の日記

今日から出勤です。
スロースタートということで
今日はあまり残業せずにあがり、帰宅ラン+ローラー台
をしました。久々の帰宅ラン、久々のかばんを背負ってのランでした。
かばんを背負うと何か走りずらい。この理由を考えるうちに
ランのフォームについて最近の考えをまとめてみました。


今月号のTJでも体幹を使って走れ、漕げと書いてあるわけですが
常々この言葉の意味を考えながら走っています。
(その甲斐あってか、最近は筋肉疲労が起こる場所が変わってきており
もしかしたら自分なりの良いフォームに近づいてきたのかな?
特に気合を入れてるのがランなのですが、ランの苦手な自分が
アイアンマンジャパンで3時間半を切れたら、新フォームが正しいと言えるでしょう。)

僕の勝手な考えですが、重要なのは着地する瞬間だと思っています。
1.着地は重心より後方で
2.足に体重がきちんとかかっている

が満たされれば、体幹を使って走ることも可能なのではないかと・・。
で、1と2は独立ではなくて、1ができれば2もできる類の関係だと思います。
下の図を見てください。
着地した瞬間大きな路面からの反力を受けますが
これとつりあう力を体が発しないと力の釣り合いが満たされません。
着地が前方の場合、この力を膝の周りの筋肉群を使わなければならない。
だから足が疲れます。
でも、着地が後方の場合、単に体重を乗っければよいので
無理に一部の筋肉に負担がかからない。
これを理解するには、極端に前方着地の走り方をしてみればわかります。
膝の周りがパンパンになるでしょう。


前方着地の悪い点はさらにあります。
前方に着地すると、地面から後方へ力を受ける、
つまり、ブレーキになってしまいます。
下の図をみてください。
重心周りのモーメントを考えて見ます。
前方で着地すると、重心周りに、図の右回り方向のモーメントが発生します。
このままモーメント発生したままにすると体は右回りに回ってしまいます。
そこで体は無意識のうちに、逆向きのモーメントを発生させようと動く。
路面との力のやり取りは、靴の裏の力の伝達だけです。
つまり、路面との摩擦です。
このモーメントとつりあうためには、後ろ方向の摩擦が必要です。
この後ろ向きの摩擦が、路面反力から起こるモーメントに
カウンターをあてることによってモーメントがつりあいます。
後ろ向きに摩擦が働くので、重心の移動に対して
ブレーキをかけることになります。


この状況を回避するためには、逆のことをすればよい。
重心より後ろに着地する。
すると、路面反力で発生するモーメントが逆向きになります。
よって、路面から受ける摩擦は進行方向前向きです。

後方に着地するには腰の高いフォームでないとできません。

以上が着地に対する考えです。
正しいかどうか不明ですが、
着地がうまくできたなあと言う日は
足より背中が疲れる感じがします。

着地した後についての考えは又今度。

練習日記


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど (はせがわ)
2006-01-06 23:50:55
勉強になった。感覚的なことを力学的な理論で説明できるのは、さすがだ。
Unknown (マイケル)
2006-01-07 05:00:49
わかる!
登りは? (Dr.IRONMAN)
2006-01-07 08:42:45
平地のランは、同様の意識で走るようにしています。さらに着地を重心真下にするときの注意点として、骨盤の前傾も重要です。そうすると、蹴り脚を意識しなくても自然と体が前に進む感じになります。



しかし、登りは慣性モーメントだけでは走れないので、体を前傾して重心を前方へ移動した状態で蹴り脚を意識した走りが必要になると思います。
実家です (屁)
2006-01-08 00:13:30
中身は読んでないけど・・・えへ

青梅
よかった (ウッチー)
2006-01-08 21:03:55
ランの猛者たちからも支持され

うれしい限りです。

坂道はやはりけり足ですか?

今月のTJを参考に、いろいろチャレンジしてみます。



とりあえず、荒川にエントリーします。

あまり心拍をあげず3時間くらいで

気持ちよくゴールしたいです。



山梨組はレース前日、府中で宴っすかね?

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