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スイート藤原の体験談(講習受講編)

2017-04-30 10:00:30 | スイート藤原の体験談


タイトル:
講習受講編

これは僕が東京で芸人に転向する前に、役者を勉強していた時の体験談になります。
ある劇団で不定期に開催している、短期間の養成スクールに申し込んだことがあります。
そこの代表が、ブロードウェイのミュージカルに出演したことがあるベテランの女優だったので興味がありました。
それと、有名なミュージカルのプロデューサーが講師として、合衆国(US)から来日するとの事だったので、興味深々で参加しました。

養成スクールに入って驚いたのが、そこでは日本語が禁止だったことです。
英語のみです。
テキストも英語で書かれていて、講師からの説明も英語。
生徒同士の雑談は禁止されていませんでしたが、それも当然英語のみ可w。

「場違いな場所に来てしまった・・・。」と感じましたが、参加費用もすでに払っていましたし、「なんとかなる! これもお芝居の稽古だ」と自分に言い聞かせました。
会場の雰囲気に圧倒されながらもレッスンは進み、表現力の勉強をする時間になりました。
お題として、

「突然、雨が降ってきました。あなたはびしょ濡れになります。この場でその様子を表現して下さい」

僕の順番の前に数十人のレッスン生徒がいて、彼らは講師の前で表現してみせました。
表現が終わった後に講師から英語で質問を受け、英語で答えていました。
僕はこの時、

「これは何かのドッキリ? ひょっとして、僕をからかってるの? まさかね!? 大がかりな集団コントじゃないだろな!?」

色々な事を考えているうちに僕の番が来ました。
僕は舞台経験もあり、「雨が降った時の表現」も勉強済みだったし、基礎的な演技力は自信があったので、ごく朝飯前のごとく、講師の前で表現して見せました。
表現が終わって、何やら講師が嬉しそうに、大きな声で僕に何か言っていました。
その時の僕は英語力がなかったので何を言っていたのかわからなかったのですが、レッスンを終わって他のレッスン生徒に聞いたところ、講師は、

「あなたに仕事をあげる。是非、わたしの所に来てください」

でも開催している劇団が邪魔をして、僕には伝わらなかったのです。
何故なら僕はそこの劇団員でもないし、飛込で受講しているどこの馬の骨ともわからない人間にすぎなかったからですね。

その夜、そこの劇団の代表から電話がかかってきました。
英語で何か怒鳴っているのです。
英語は喋れない事を日本語で伝えると、声高らかに笑っていました。
代表は、

「何故英語を勉強しないのか? ハリウッドで映画に出たくないのか?」

と聞かれました。
僕はハリウッドには映画俳優として出演したいけど、今は英語は必要ないと答えると代表は、

「そんな事では、ハリウッドでエキストラぐらいしか仕事は貰えないわよ」

と言われました。
僕は返答として、

「エキストラだって英語が出来なきゃ貰えませんよ。エキストラをくださいと、日本語で言って通じますか?」

代表は笑っていました。
それ以来連絡もなく、そこの劇団とは付き合いも切れてしまいました。

もし僕がその時英語が喋れてたら・・・。
今更考えても仕方ないのですが、それは一つの転機だったのかもしれません。

合衆国(US)で何かしたい貴方!
英語力がなくては誰も相手にしてもらえません。
エキストラの仕事すら、貰えません。

芸人は芸が出来て当たり前!
エンターテイナーを目指すなら、まず、英語を勉強してください。

※ 動画を2本YouTube、FC2、ニコニコ動画にアップしています。
今英語のレッスンを受けているDMM英会話で、仲の良い講師(コスタリカ、フィリピン、セルビア)に動画を見せました。
動きはユニークで良いとの事ですが、日本語が理解できない。
次回は英語の字幕を入れたらどうかとの提案を受けました。
ですので、次回は英語字幕を入れたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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