読書感想文 「にっぽん縦断 地雷教室」 上 泰歩 著、ピースボート編 国土社
高等学校の部 この本を書かれた、上さんの行動力に感動しました。もし私が地雷の悲惨な実情を知ったとき、自分だったらどうするだろう、と考えました。
まず友達と、地雷ってこわいよね、と話し合うでしょう。さらにクラス討論の材料にして、討論会を開くかもしれません。でも最大限そこまででしょう。
上さんの凄いところは、船に乗って一番被害の多いカンボジアまで出かけていってしまうところです。さらに帰国するなり日本全国を回って、地雷の悲惨さを訴え続けたことです。
上さんの話をきけば、地雷が埋まっているところに住んでいる方たちの恐怖は理解することができます。そして遠く離れた日本からでも、カンボジアへ地雷被害者の救援活動に手助けしたり、学校を建設したりする活動にカンパすることだってできます。
そうやって活動が広がっていけば、カンボジアだけでなく、世界のすみずみまで地雷をなくすことにつながっていくと思います。だから上さんの行動は決して小さな活動ではないと思います。現にわたしでも、この本を読むことによって、地雷の悲惨さを身近に感じることができたし、地雷除去への活動に理解することができたのですから。
北海道から始まって、自転車で出前教室を続ける旅が凄く大変なことが読み進めていく間に理解でしました。「カボチャコロッケ事件」は実体験でないと体験できないことだとおもいます。ほんとに食べたかったカボチャコロッケをカラスに食べられたら、凄いショックだと思います。でもちょっと笑えましたけど。
特に共感できたのは、説明会を開いたとき、会場からの質問に十分答えられなかったときでした。国際間の難しい問題、兵器の技術てきな問題、などは一般の市民である上さんにとって十分答えられないのは理解でしました。そして上さんはそのことにものすごく悔しい思いをされていました。
地雷についての活動をつづけていて、地雷関係の質問に答えられなかったことが、上さんを悩ませました。でもきっと上さんはそれをきっかけに、関連した事柄について今後凄く勉強をされると思います。この本を読んでいてそのことは確信がもてます。
五章で「やっぱり人はやさしい」と上さんは書いておられました。苦しい旅を続けている人は、出会ったひとの親切にたいして敏感になっていると思います。体力的にも精神的にも限界の生活を送っているときに、石垣島の人たちから受けた親切さが伝わってきました。
また障害者の中で教室を開いていたとき、障害者同士で盛り上がっていたとき、上さんはちょっと疎外感を覚えたときがありました。そのとき、一人の障害者のかたが上さんにいった言葉が心にのこりました。その障害者のかたは「健常者の中にいるろうあ者は、いつも、その疎外感を感じながら生きているんだよ」といわれました。
私はその言葉にはっとしました。いつも友達と話し合ったり笑いあったりしているけど、もし近くに障害者のかたがいたとしたら、とおもうと反省しました。
そして最終の沖縄平和公園へゴールインしたときは、まるで自分がゴールインしたかのようなうれしさを感じました。大きな声で叫びたい気持ちになりました。
「上さん、ゴールインおめでとう!」と。
高等学校の部 この本を書かれた、上さんの行動力に感動しました。もし私が地雷の悲惨な実情を知ったとき、自分だったらどうするだろう、と考えました。
まず友達と、地雷ってこわいよね、と話し合うでしょう。さらにクラス討論の材料にして、討論会を開くかもしれません。でも最大限そこまででしょう。
上さんの凄いところは、船に乗って一番被害の多いカンボジアまで出かけていってしまうところです。さらに帰国するなり日本全国を回って、地雷の悲惨さを訴え続けたことです。
上さんの話をきけば、地雷が埋まっているところに住んでいる方たちの恐怖は理解することができます。そして遠く離れた日本からでも、カンボジアへ地雷被害者の救援活動に手助けしたり、学校を建設したりする活動にカンパすることだってできます。
そうやって活動が広がっていけば、カンボジアだけでなく、世界のすみずみまで地雷をなくすことにつながっていくと思います。だから上さんの行動は決して小さな活動ではないと思います。現にわたしでも、この本を読むことによって、地雷の悲惨さを身近に感じることができたし、地雷除去への活動に理解することができたのですから。
北海道から始まって、自転車で出前教室を続ける旅が凄く大変なことが読み進めていく間に理解でしました。「カボチャコロッケ事件」は実体験でないと体験できないことだとおもいます。ほんとに食べたかったカボチャコロッケをカラスに食べられたら、凄いショックだと思います。でもちょっと笑えましたけど。
特に共感できたのは、説明会を開いたとき、会場からの質問に十分答えられなかったときでした。国際間の難しい問題、兵器の技術てきな問題、などは一般の市民である上さんにとって十分答えられないのは理解でしました。そして上さんはそのことにものすごく悔しい思いをされていました。
地雷についての活動をつづけていて、地雷関係の質問に答えられなかったことが、上さんを悩ませました。でもきっと上さんはそれをきっかけに、関連した事柄について今後凄く勉強をされると思います。この本を読んでいてそのことは確信がもてます。
五章で「やっぱり人はやさしい」と上さんは書いておられました。苦しい旅を続けている人は、出会ったひとの親切にたいして敏感になっていると思います。体力的にも精神的にも限界の生活を送っているときに、石垣島の人たちから受けた親切さが伝わってきました。
また障害者の中で教室を開いていたとき、障害者同士で盛り上がっていたとき、上さんはちょっと疎外感を覚えたときがありました。そのとき、一人の障害者のかたが上さんにいった言葉が心にのこりました。その障害者のかたは「健常者の中にいるろうあ者は、いつも、その疎外感を感じながら生きているんだよ」といわれました。
私はその言葉にはっとしました。いつも友達と話し合ったり笑いあったりしているけど、もし近くに障害者のかたがいたとしたら、とおもうと反省しました。
そして最終の沖縄平和公園へゴールインしたときは、まるで自分がゴールインしたかのようなうれしさを感じました。大きな声で叫びたい気持ちになりました。
「上さん、ゴールインおめでとう!」と。