sweet キャンディキャンディ

伝説のマンガ・アニメ「キャンディキャンディ」についてブログ主が満足するまで語りつくすためのブログ。海外二次小説の翻訳も。

キャンディキャンディFinalStory二次小説「水仙の咲く頃」目次

2018年01月15日 | 水仙の咲く頃 目次
海外ファンによるキャンディキャンディFinal Story二次小説の日本語訳です。



小説キャンディキャンディFinal Storyファンフィクション
水仙の咲く頃(原題:The Season of the Daffodils) 
By Josephine Hymes/ブログ主 訳

はじめに/プロローグ
*本二次小説作者(Josephine Hymes)によるプロローグをお読みいただき、内容にご納得いただいた上で本文へとお進みください。
第1章:2通の手紙 : 1頁, 2頁
第2章:希望の花 : 1頁, 2頁
第3章:恋に落ちたマクベス : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁
第4章:家族の肖像 : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁
第5章:隔たり : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁
第6章:山小屋 : 1頁, 2頁
第7章:白い水仙と赤いチューリップ : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁
第8章:バラード第1番、作品23 : 1頁, 2頁, 3頁
第9章:白いタイと日記とオルゴール : 1頁, 2頁, 3頁
第10章:ミセス・グレアム - ミセス・グランチェスター : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁, 5頁
第11章:水仙の咲く頃 : 1頁, 2頁, 3頁, 4頁
エピローグ:イングリッシュ・ガーデン : 1頁
翻訳者あとがき
おまけ



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キャンディキャンディ FINAL STORY あのひと考察目次

2017年08月10日 | FSあのひと考察 目次
 

あのひと考察1【あの人はこの人】

あのひと考察2【なぜ今、愛の物語か】

あのひと考察3【小説のテーマ】

あのひと考察4【3つの愛】

あのひと考察5【あの人はどんな人1】

あのひと考察6【あの人はどんな人2】

あのひと考察7【手紙の時期】

あのひと考察8【あの人はどんな人3】

あのひと考察9【エイボン川】

あのひと考察10【グランチェスター家とアードレー家】

あのひと考察11【シーザーとクレオパトラ】

あのひと考察12【ラッパ水仙】

あのひと考察13【ポニーの家の油絵】

あのひと考察14【アンソニー】

あのひと考察15【アンソニーVSテリィ】

あのひと考察16【キャンディとアルバートさん】

あのひと考察17【ラストシーン】

あのひと考察番外編【イタリア語版】

あのひと考察セカンドシーズン1【親子の愛の物語】

あのひと考察セカンドシーズン2【キャンディの初恋】

あのひと考察セカンドシーズン3 【ふたつの似顔絵】

あのひと考察セカンドシーズン4 【ふたりの家】

あのひと考察セカンドシーズン5 【アルバートさんが見つけた生き方】

あのひと考察セカンドシーズン 【まとめ】
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小説キャンディキャンディFINAL STORY あのひと考察2ndシーズン まとめ

2017年04月08日 | FSあのひと考察
 

小説キャンディキャンディFINAL STORY上・下巻 名木田恵子 (著) 祥伝社 (2010/11/1) の考察です 注:物語に関するネタバレがあります

あのひと考察セカンドシーズンとして、「あのひと=アルバートさんじゃない」を検証してきました。

検証する過程で、あのひとがアルバートさんではないという確信は、ブログ主にとって確かなものになりました。作者さんが「小説キャンディキャンディFINAL STORY」という物語の中で描いたあのひとはテリィであると確信していると、ブログ主は以前からこのブログの中で言ってきましたが、アルバートさんがあのひとである可能性はゼロであると言える今、「あのひと=テリィ」はもはや確信というよりも「事実」だと言っていいと思います。

作者さんのあとがきでの「(あのひとが誰かは)はじめから曖昧にしようと決めていました」という言葉に世の読者は釣られ、あのひとは好きなように誰にでも取れると思ってしまったことがそもそもの間違い。小説の中では、作者は個別具体的に特定の人物を「あのひと」として描いているのです。

曖昧にしたのは、その事実を受け入れることが難しいと思われる既存のファンのために、余白を残したというだけのことで、小説の中の事実としてあのひとがテリィであることは、もはや疑う余地がありません。

キャンディの愛の物語は、テリィの愛の物語でもあったのです。

水木杏子/いがらしゆみこ

では、アルバートさんの愛の物語はどうなっているのでしょうか。

この若さで独身なのに養女がいるなんて、自分でも驚いてしまうーーとキャンディへの手紙に書いているアルバートさん。

アルバートさんがいつか誰かと出会い、結婚する……そんな余白が感じられる一文です。ただ、残念ながらこの余白は、どこかの二次小説あたりで楽しむしかなさそうですね

あのひと考察セカンドシーズンーーお付き合いいただきありがとうございました。

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小説キャンディキャンディFINAL STORY あのひと考察2ndシーズン5 アルバートさんが見つけた生き方

2017年04月08日 | FSあのひと考察
 

小説キャンディキャンディFINAL STORY上・下巻 名木田恵子 (著) 祥伝社 (2010/11/1) の考察です 注:物語に関するネタバレがあります

あのひと考察セカンドシーズン「あのひと=アルバートさんじゃない」。いよいよアルバートさんの生き方を通して、アルバートさんはいったいキャンディに恋愛感情を抱いているのかどうかを検証してみます。

出会いから一貫して、アルバートさんのキャンディに対する気持ちは「幸せを見守りたい」ーーその気持ちがブレることはありません。

二人の出会いーーキャンディ6歳、アルバートさん17歳

アルバートさんは、自由でいたい気持ちと、アードレー家の一員として家を捨てきれない気持ちとの間で揺れ、1日だけの家出をします。丘に登り「これからは自分で判断し、自分で決めていくーー」と気持ちが吹っ切れて生き方を見つけた時に、泣きたいのをこらえながら丘をのぼってくる幼いキャンディの姿を見て心打たれます。

二人の再会ーーキャンディ14歳、アルバートさん25歳

レイクウッドで滝に流されたキャンディを助けたアルバートさん。助けた女の子が、かつて自分が生き方を見つけたあの丘で出会った子だとすぐにわかり、「この子には幸せになってほしい」「それが僕にはできるはずだーー」と決心します。

キャンディを幸せにするためにアルバートさんがした事ーーそれはキャンディをアードレー家の養女にしたこと。このことから、アルバートさんには自由になるためにアードレー家を捨てるという考えがないことがわかります。なぜなら、アードレー家を捨てたいという思いがある一方で、キャンディを幸せにするために自分の養女にするという行為は、ひどく無責任なものになってしまうからです。

アルバートさんがかつてポニーの丘で見つけた生き方ーーそれは周りの大人の操り人形としてではなく、自分の自由な意思でアードレー家の大総長としての責任を果たすことだったということが、キャンディを自分の養女にするという行動から見えてくるのです。

その証拠に、キャンディがセントポール学院にいた同じ時にアルバートさんがロンドンにいたのは、決してアードレー家から逃れるためではなく、「イギリスに進出する事業のためだった」ことが明かされています。

その後、若気のいたりでアフリカから姿を消したアルバートさんは、当時の自分の行いを「なんという身勝手さだ」「今、そんな自分の甘さに深く恥じ入っている」と振り返ります。(ここまで自分を責めるアルバートさんが、キャンディと一緒になるためにアードレー家を捨てるというような結末は、残念ながら用意されていないと思いませんか?奥さん?)

そして、記憶を失ったアルバートさんを献身的に看病してくれたキャンディに対して「どんなに感謝しても、し尽くせない」「僕はこれからも、きみの幸せがどこにあるのかを見極めたいと思っている」と手紙で伝えます。

このアルバートさんの思いは、FINAL STORYで漫画から変更されている内容のひとつです。

漫画ではテリィと別れて傷ついたキャンディを見て「きみはほんとうにいままで苦労してきた……きみをしあわせにしたい……」とつぶやいていたアルバートさんが、FINAL STORYでは一転、キャンディが幼い頃からずっとそうしてきたように「僕はこれからも見守っているからね……」と、娘の幸せを見守る父のような覚悟を、キャンディに改めて伝えるのです。

作者さんがキャンディとアルバートさんを漫画の束縛から解放してくれていますよ、皆さん!

その後、レイクウッドにキャンディを呼び、テリィのことばかりが書かれたキャンディの日記を返すアルバートさん。キャンディは、テリィへの深く熱い思いやスザナのことなど、自分の気持ちを包み隠さずアルバートさんに話していますので、アルバートさんはキャンディの辛い気持ちを”完全に"理解しています。

キャンディの幸せを誰よりも見守りたいと思っているアルバートさん。心から愛するひとと一緒になれない過酷な運命を背負ったキャンディのことをまともに見ることができず、窓の外を見つめたまま、つぶやくように「これは……きみの大事なものだから」と静かな声でいうのです。

美しい父性愛!

キャンディは、そんなアルバートさんの父性愛に甘えて、「わたしはこの日記をまたアルバートさんに託すつもりです」と返します。

こうしてキャンディのテリィに対する愛の行方を見守り続けたアルバートさんが、キャンディの”あのひと”とのハッピーエンドをどれほど喜んだかーーそれはきっと「テリィ派」女子たち以上の喜びようだったのではないかと思うと、ブログ主の心も温かくなるのです。

ところで、ウィリアム大おじさまとして登場したアルバートさんと再会し、さまざなな謎が一挙に解けたときに、「心労でいっぺんに年取った気分だった!」と悔しがって責めるキャンディにアルバートさんが笑いながらも真顔になって言う「妹だと思われるより、少し大人に見えるくらいがちょうどいい……」というセリフに対して、アルバートさんが記憶喪失の間にキャンディに恋愛感情を抱いてしまったからだ……という解釈があるようですが、それはどうでしょうか。

真顔になった……という記述に何か意味を見出したい気持ちはわかりますが、アルバートさんはそう言ってからーーからかうように目を細めた……とあり、キャンディは(煙に巻かれた)と思うのです。とすると、このセリフは深い意味を込めた「告白」ではなく、ふたりのいつもの無防備な掛け合いであり、もしセリフ以上の何らかの意味が込められているのだとしたら、それは(あんなに小さかった女の子が、たくさんの悲しみを経験しながら、よくここまで大きくなった)ではないでしょうか。

ああ、アルバートさん……大きな父性愛でキャンディを見守り続けるそのひと……!愛と感謝をこめて ブログ主

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小説キャンディキャンディFINAL STORY あのひと考察2ndシーズン4 ふたりの家

2017年04月08日 | FSあのひと考察
 

小説キャンディキャンディFINAL STORY上・下巻 名木田恵子 (著) 祥伝社 (2010/11/1) の考察です 注:物語に関するネタバレがあります

あのひと考察セカンドシーズン「あのひと=アルバートさんじゃない」4回目。

FINAL STORYの物語そして”あのひと"考察にとって大切な要素、それは大人になったキャンディの心情や生活環境。ということで、今回はキャンディと”あのひと"が暮らす家を通して検証してみましょう。二人が暮らす家はどんな家なのでしょうか。

ポニー先生ーー


物語は、キャンディが”あのひと"と暮らしている家の居間で、重篤な病気から回復したポニー先生に手紙を書こうとしているところから始まります。居間には、ポニーの丘から見下ろすポニーの家の全景を描いた油絵が飾ってあり、その絵を見ているうちにキャンディの胸が熱くなり、記憶は遠いアメリカの子どもの頃へと遡っていきます。

ポニーの家の子ども時代、そしてレイクウッドでの美しく、儚く、苦しい思い出へ……


回想から覚めたキャンディは、昂った気持ちを鎮めようと居間から広いテラスに出ます。エイボン川を臨むテラスにはラッパ水仙の香りが漂い、キャンディはその香りを胸いっぱいに吸い込みます。しばらくテラスで気持ちを鎮め、キャンディはまた居間に戻ります。

ロンドン、セントポール学院へーーそしてテリィとの別れ、キャンディの自立への決意……


キャンディは、居間にあるキャビネットから”あのひと"から贈られた象嵌細工の宝石箱を取り出し、居間の机の上でその箱を開け、人生で出会った人々とやりとりをした手紙の束を手に取り、回想を始めます。

ロンドンからアメリカへ戻り、看護婦を始めるまでの出会いや出来事……


まだ居間にいるキャンディ。宝石箱の中から、テリィの切り抜きが入った分厚い封筒を取り出し、その後直面することになる、テリィやステアとの別れなど、人生のさまざまな曲がり角に想いを馳せます。

戦争、死、別れの予感……


居間で思い出の品々から昔を回想するキャンディが、ここで初めて改めてアルバートさんのことを思います(しかしここでもすぐに思考はテリィへと)。宝石箱の蓋を閉め、隣室の書斎に向かうと、そこは革表紙の書籍で埋まっていて、隅には写真が飾ってあります。その一枚は中央にウィリアム大おじさま、その周りにラガン家の人々、そしてラガン家の使用人たちとキャンディが写った写真です。

アードレー家、ラガン家に関わる人々の昔と今……


書斎でもう一つのアードレー家にまつわる写真に目をとめるキャンディ。それはステアのいないステアが写した写真ーー広大なアードレー家の本宅の敷地。アルバートさんのことは気になっていたが「それよりも」テリィに会えるとニューヨークに向かい、ステアともテリィとも別れることになった旅のことを思い出し、居間へと戻って再び宝石箱の蓋を開けます。

回想と「今」との行ったり来たりの間隔が短くなってテリィからの手紙へとつながりエピローグへーーそしてウィリアム大おじまさま/アルバートさんとの文通、心の中で書くアンソニーへの手紙……


日が暮れた薄暗い居間で「今」に完全に戻ってくるキャンディ。車で帰ってきたあのひとが部屋の灯りをつけてキャンディに声をかけますーーそしてエンディングへ……

いかがでしょうか。「今」と回想の組み立てから”あのひと”考察もできそうですが、ここで検証しているのはキャンディと”あのひと”が暮らす家。

居間→居間から出られるテラス→居間→隣室の書斎→居間ーーテラスや隣室を行ったり来たりできるこぢんまりとした部屋の構造、そして居間から”あのひと”が帰宅する車の音が聞こえ、帰宅した”あのひと”が居間の電気をつけるーー二人はどう見ても広大なお屋敷には暮らしていないようです。

ちなみにこちらがアルバートさんのご実家&本宅(笑)

水木杏子/いがらしゆみこ


別宅だとしてもレイクウッドのお屋敷レベル。アードレー家の大総長である限り、たとえ外国や別宅に住んでいたとしてもそれなりのお屋敷に暮らさざるを得ない人……それがアルバートさんの生きる世界の「現実」。

アルバートさんがアードレー家を捨てて、キャンディとこぢんまりとした家に暮らしている可能性もあるのでは?……と思いたい方は、どうぞ存分にその妄想の羽を広げてください……誰もそれを止めることはできませんし、ブログ主もそんな野暮なことはしませんから。ただ、もしそうだとしたら、前回の考察で検証した、キャンディが描いたアルバートさんの似顔絵(二人の大切な思い出)は、一体どこにあるのでしょうか……ねぇ。



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