振り逃げプロ野球

アテネオリンピック野球日本代表の一件以来、プロ野球界に対する不信感をつのらせる者のブログ

荒れる、法大野球部

2005-03-16 16:08:18 | スポーツ&ニュース
まずはこんな記事を見かけたので見てほしい。

法大野球部で暴力事件、下級生をバットで殴る
法大野球部で暴力事件、下級生をバットで殴る
東京六大学野球でリーグ最多40回の優勝を誇る法大野球部で、上級生が下級生をバットで殴るなどの暴力行為が行われていたことが15日、分かった。

 4月9日に開幕する春季リーグ戦への影響も懸念される。

 同部の金光興二監督などによると、今月初め、3年生数人が1年生2人を川崎市内のグラウンド近くにある部室に呼び出し、「練習態度が悪い」などを理由に、殴るけるの暴行を加えたという。1人はバットで腕を強打され、病院で全治1~2週間の打撲と診断された。この部員は事件の2日後、同市内の野球部合宿所を出たという。

 同部では今年1月には、主力選手を含む3年生数人が、1年生十数人を合宿所内の一室に呼び出し、暗闇で正座させ「グラウンド整備がなっていない」などと説教。その後、全員の頭をスリッパでたたき、うち数人の顔を足で踏んだり、殴るけるの暴行を加えたという。関係者によると、昨夏にも同様の暴力行為が行われたという。

 読売新聞社の取材に対して金光監督は「理由が何であれ、暴力は許されない。上級生がチームのことを思うあまり、行き過ぎた行為をしてしまったのだと思う」と、暴力行為があったことを認めている。
(読売新聞) - 3月16日3時44分更新 


こういう体育会系の部活では選手同士、あるいは監督が選手にという暴力事件は表ざたにならないものも含めて、たくさんあるというのは周知の事実である。
そういう悪しき歴史は脈々とある。
もちろん、いけないことだが、こういう世界はこんなことはしょっちゅうあるようだ。
今は少なくなってきているのかはわからない。
ただ、少なくとも私の世代(20代後半)にはこういうことは多くあった。
馬鹿馬鹿しいと思うのだが、そういうことをするやつっているんだよね。
こういうのがいるからスポーツ系の部活っていうのはやりたくなかったね。
ただ、減らすように努力してほしい。
それは常日頃から、体育会系の人の話を聞くたび思っていました。
今回もこの延長かなと思うような事件だが、この事件の舞台が法政大学というのが以上に気になった。
それはなぜかというと、法政大学の監督が山中さんから、金光さんに代わってから、法政大学の野球部でとある問題が浮上しているからだ。
それは野球部員がいわば、ボイコットに近い形でグラウンドにあらわれなかったということがあったからだ。
これは山中前監督は選手を大人扱いしていたのだが、山中前監督が退陣して、金光監督になってから、管理野球に変わり、選手たちのしつけを厳しくするという方向転換をしたのだ。
それが選手たちの反発を招き、さっき、書いた「ボイコット事件」のつながるのである。
選手が金光監督のやり方が気に入らないのは知っていたので、現場はさぞや殺伐としているのだろうなあ、とは思っていたが、まさかこんな事件がおきるとはねぇ…。

日刊の記事によれば、「法大で暴力行為、春季リーグ戦影響も」ということで、もしかしたら、対外試合ができないとかそんな風になるのかもしれない。まあ、そこまでなるかはわからないが。
ただ、普通、一部の奴のために野球ができなくなるのはとてもいやなことだが、今回の法政大学のことは以前のボイコット事件を見ると、あながち、いやなことではないかもしれない。
うがった見方かもしれないが、金光監督を困らせたいと思う奴がいても不思議ではないからだ。
暴力事件は残念だし、あらゆる体育会系の虐待まがいの暴力は全面的にやめるべきだと思うが、今回の事件では金光監督と選手の関係もこの事件とは関係ないかもしれないが、なんか、気になってしまった。

(今回のこととは関係ない余談で申し訳ないが、金光監督は以前、近鉄かなんかに指名されていたが、入団拒否をした人である。
また、とある高校の監督をやっていたことがあるが、金光監督と同年代で金光監督を知る人物(高校時代の先生です)が、「あいつには監督の才能がない」といっていたことが思い出されます。
それは性格的なことではなく、監督としての手腕のことを言っていましたが、今回の事件を聞いて、こんなことを思い出してしまいました)

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