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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展』

2017-05-18 08:05:05 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
タイトルを同じくする作品は多い。
でも間違いなく、この「ブリューゲル前」と「後」では違うのだ。

 『 ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 』

≪ノアの方舟≫の後、手に入れた様々な技術を用い、人間は高い塔を建て神の領域に迫ろうとする。

「皆、一つの言葉で話しているから、このようなことをし始めたのだ。
 彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう」(創世記11章より)

地上から上昇するエネルギーそのままに螺旋形をとりそびえ立つ巨大な塔。
そこに暮らす人々の営み。自然。
そして近づく不穏な雲。

サイズとしてはあくまでも普通の油彩画。
異質で異常なのは、その中に凝縮されたとんでもない質量。精度。
肉眼がCGとほぼ同一。やーとんでもないです、これ。



とにかくこの展示に尽きると言っても過言ではない本展ですが、そこに至るまでの順路の構成の仕方が見事。
殆ど作者不詳の「16世紀ネーデルランドの彫刻」と単純な宗教画。
宗教画でありながら、背景に寓意を盛り込む ヒエロニムス・ボス の出現。
主題と風景の関係性が逆転する ヨヒアム・パティニール の出現。
そしてそれらの影響を大きく受け、さまざまな要素がミックスされた「第2のボス」ピーテル・ブリューゲル1世へ。

・・・冒頭、宗教画のコーナーで「進撃の巨人」を思い出したのは私だけじゃないと思いたい(切実


実物、さすがに細かすぎて目が疲れます。いやこれホント。
そこを東京藝術大学COI拠点複製原画「バベルの塔」コーナーが、見事にアシストしてくれてます。
なので例えば、実物 → 複製原画 → 3DCG映像シアター(約7分30秒) → 実物 とかの順番で見ると相互補完可能かもです(私見)。

ちなみに

東京藝術大学 Art & Science LAB. 1Fエントランスギャラリーでは「Study of BABEL」が開催中とのこと。
これは近日中に行ってこようと思ってます。入場無料だって(月曜除く7/2迄)。

 号外出てた。

 都美術館カレンダーも「バベル」。

エントランス横ホワイエにて、大友克洋氏による新作『INSIDE BABEL』が公開中です。
こちらもお見逃しなきよう。

東京での公開は7/2まで。その後巡回、大阪・国立国際美術館にて7/18~10/15とのことです。
会期終了間近になると駆け込み鑑賞で必ず大混雑するので、興味のある方は早めに行った方が良いかも。


 

公式マスコットの「タラ夫」。スネ毛が・・・・・・。
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