浅い夢？

寸足らずのカーテンの足元からまだ淡い光が入っている夜明け前。
うつらうつらと眠って、ちょっと夢を見た。


免許をとったら、ふらりと車で出掛けよう。
北海道の上の方に住んでいる、ここ何年も会いに行けてない父方のばあちゃんに会いに行こう。
助手席に好きな人を乗せて、海岸線を北上して……。
帰りに増毛の国稀の酒蔵に寄ってもいいな。
きっと、楽しいだろうな。

香りがあるから

本当の淋しさというのは、ぬくもりから手を離した瞬間に募るので、逢えた日の後の方が実は沈んでしまったりするものですよね。


という訳で、今日はふらりと呑みに出た。
徒歩一分もかからない所にBarがあるというのは、まぁ、いいものです。
いや……あんまし行ってナイんだけども。
でも、行きつけにしてはいない分の利点もあって、馴染みの顔に会うことがあまりないから、カウンターで独り、店に置いてある本（猫サプリ）や雑誌（ソトコトのバックナンバー）をゆっくりと眺めていたりが出来るのが嬉しい。

余計なお喋りはしたくなくて。

ちょっと強めのアルコールを口にして、野菜スティックをつまむ。
コアントローで作ってもらったカクテルは予想通りにすっきりと強くて、活字を追うのには丁度よかった。


三杯呑んで満足して。
頬を熱くするアルコールは、熱になる分だけ、酔いにはならない。

帰って来て、香水に手を伸ばす。
好きな人が香水をつける人でよかったなと思う。
同じ匂いを嗅げば、錯覚だと判っていても、それでも、少しは近くに居ると感じられるから。


（……強い匂い、苦手なんだけどね。ホントは）


次に逢える日まで、毎晩香水を嗅いで……しまいそうな気がするんだけど。
そう書いてみると、なんだか自分がいっぱしの変態になった気がする……

そして、逢えない淋しさを。

こっちも覚悟していた未来の到来。
好きな人が札幌に引っ越してしまった


覚悟はしていたんだ。
いや、覚悟というのかな？
隣で寝ている愛しい人の横顔を眺めると、いつも去来する思い。


こんないい男の横に居ていいのかな？
多分、いつか、罰が当たるんだろうな。

と。


「罰が当たる」なんて大袈裟だとは思うんだ。だって札幌なんてJRでも２時間もかからない。
遠距離とも言えやしない距離なのに、
それでも俺を打ちのめすのには充分だったんだ。

打ちのめされて、好きな人を困らせてしまった
そんな俺にはなりたくなかったのに。


引っ越す前のように、偶然逢うことも、気まぐれに逢いに行くことも逢いに来てもらうことも、出来なくなって、日々はちょっと彩りを失せた。

でも、沈んでいてもしょうがないので、色んな本を読んで浮上を試みて居る。

気を散らす事も大事です。
そして、逢える日を楽しみにして。

……楽しみにしすぎて眠れなくなっている現在があるんだけども。
いや、もう寝ますよ。
明日の為にね

東方神起のこと。

とうとう、
正式発表としての《活動休止》が出てしまった。


この言葉を見た瞬間、
恐れていた事が現実になってしまったという…悔しさと、
恐れ続けた日々がやっと終わるんだという安堵とが錯綜した。

来る事が予想出来ていた未来。
そうなるだろうと判っていても、だけど、そうならないで欲しかった未来。
宙ぶらりんだったからね。
これで、地上に戻れたよ。なんて。


韓国での事情はともかく、日本ではエイベックスが今後も契約続行で
とりあえずジュンスのソロ作品が早速発売されるという。
ジェジュンのドラマももうすぐ始まるしね。
そうやって、日本のメディアに出続けて居場所を確保していて欲しい。

もちろん望むのは五人の東方神起の復活。

うん、待つよ。
だって、まだまだ五人の歌をたくさん聴きたいんだから。


そんなワケで、活動休止の東方神起ですが、しつこく応援していく所存です。