すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第347号 アメリカの税制の歴史を調べてみました(1)

2006-04-21 15:16:31 | Washington Report
【Washington】東京雀さんが眠れなくなる程アメリカの税制に興味を持たせてしまった責任を感じ、アメリカの税制の歴史を調べてみました。そもそも独立戦争前までに確立していたアメリカ植民地13州のイギリスから独立は、お茶への新課税を巡り、「代表権がないのに課税するとはけしからん」というのが発端だったし、調べてみるのも面白いんではないかと、私自身も思ったのです。

インターネットの時代ですから、アメリカの国税庁が属する財務省のホームページに税制についてのなんらかの説明があるのではと、財務省のホームページをまず開いてみました。説明があるどころではありません。その歴史だけでも本の一章分ぐらいの記述がありました。東京雀さんの地方分権化の報告を読みながら、独立に際して中央政治を徹底的に恐れ連邦制をとったアメリカとの比較をするため、こちらの大学で使ったアメリカ政治の教科書を読み直したりしていた私にも(20年住んだ後だと教科書の中身が呆れる程理解し易くなっていてびっくりです)、大変興味深い税の歴史がありました。

アメリカそのものが若いので税制も若いのは当然ですが、現在の形になったのは第二次大戦後の朝鮮戦争時というのには驚きました。アメリカは日本の戦後処理をしている時、国の制度が整っていて政府が国民一人一人まで把握しているのに内心ぎょっとしたのではないかと思います。民主主義にのっとった制度に直す以外は何もする必要はなかったのではないでしょうか。

さて、アメリカの税制の歴史ですが、幸いアメリカの政府の文書には著作権がありませんので、明日は信頼度100%のアメリカ財務省の説明を要約あるいは丸写し(翻訳)してみます。
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