田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

もう、6年・・・

2017-03-11 21:30:43 | 大震災と原発事故

あれから、6年過ぎてしまいました。

 

 

 

あの大震災の夜、すぐ隣の小学校へ避難し、顔なじみの方々と話してました。

 「家の中、ぐっちゃぐちゃだよ~明日から片付け大変だよね~~」

「食器棚倒れたのよ~明日は一家で片付けしなきゃね~」

 

明日から、明日は、  みんなが明日を思い、時々起こる地震に脅えながら夜を過ごしました。

その明日は・・・・突然の町民全員避難。

夫や、息子たちと、連絡も出来ぬまま・・・・

いつかは会える時が来ると信じつつも先が見通せず、ただ不安で不安で・・・

今でもあの時の事を思い出すと、胸が苦しくなります。

 

先日、義母さんの所に行った時、あの時の話が出ました。

「明日から、足の踏み場もない家の片付けしなくちゃなんない・・と思ってたのに、

 その日から、帰れなくなっちゃったぁ・・・なんだか、夢見てるみたいだよ、今も・・」

本当に・・・夢のような・・でもこれ現実なんだものね。

80年もあの町で生まれ育ち、結婚し子育てし、一度も町を出た経験のない義母にとって

知らない町でも生活は、心細く、今も町に慣れないようです。

災害の翌日、家を出てから、ずっと今日まで・・・これからも。

 

 

今日は震災時の事を思い、亡くなられた方々のご冥福を祈りました。

 

明日からは、また夫と共に、喧嘩もしながら仲良く過ごせたらと思っています。

出来る事を、好きな事を、楽しみながら、日々を過ごしたいと思います。

 

 

 

 

コメント (2)
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