みちのくの山野草

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北身延・智恩院(11/18、遠野)

2016-11-20 10:00:00 | 賢治関連
 この11月18日に遠野を訪れた。しばしば通りすがりに眺めている智恩院ではあったのだが、
《1 扁額に「北身延」》(平成28年11月18日撮影)

と書かれていることに今回初めて気付いた。
 そういえばここは遠野南部だし、南部の出どこはどこかと言えば甲斐の南部、そして、身延山に立派な久遠寺ができたのは南部氏のお蔭らしいから、ここが「北身延」となるのもありか。
《2 由緒板》(平成28年11月18日撮影)

そうだった、以前身延山久遠寺にあるという賢治の詩碑を見に行った際に、南部氏の祖光行の子の実長は波木井(山梨県身延町)南部氏の祖だということを教わったことがあった。
 しかも、身延山久遠寺は日蓮宗の総本山ということであり、佐渡に流されていた日蓮が鎌倉に戻った際に、日蓮はこの実長の求めに応じて波木井に移り、その後実長は身延山など約一千町歩を寄進、広大な久遠寺寺領が成立した、とタクシーの運転手から教わったことを思い出した。
 ところで、賢治自身はこの身延山久遠寺を訪れていなかったということだが、賢治が遠野に来た際にこの智恩院には立ち寄ったのであろうか。ここから、高瀬露が嫁いだという小笠原牧夫の家、そして最愛の愛弟子澤里武治の家もすぐ近くだ。
《3 》(平成28年11月18日撮影)

《4 》(平成28年11月18日撮影)

《5 》(平成28年11月18日撮影)

《6 カンガルーやコアラの彫刻もある》(平成28年11月18日撮影)

《7 》(平成28年11月18日撮影)

《8 》(平成28年11月18日撮影)

《9 》(平成28年11月18日撮影)


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