みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

下根子桜(ひきざくら、4/18)

2017-04-21 08:00:00 | 下根子桜八景
《1 》(平成29年4月18日撮影)

《2 》(平成29年4月18日撮影)

《3 》(平成29年4月18日撮影)

《4 》(平成29年4月18日撮影)

《5 》(平成29年4月18日撮影)

《6 》(平成29年4月18日撮影)

《7 》(平成29年4月18日撮影)

《8 桜の木の向こうにも》(平成29年4月18日撮影)

《9 》(平成29年4月18日撮影)


 花巻市の市の木はコブシだが、地元では、「なめとこ山の熊」に出て来るあの子熊がわざととぼけた花
 ほんとうに今夜は霜が降るぞ、お月さまの近くで胃もあんなに青くふるえているし第一お月さまのいろだってまるで氷のようだ、小十郎がひとりで思った。
「おかあさまはわかったよ、あれねえ、ひきざくらの花」
「なぁんだ、ひきざくらの花だい。僕知ってるよ」
「いいえ、お前まだ見たことありません」
「知ってるよ、僕この前とって来たもの」
「いいえ、あれひきざくらでありません、お前とって来たのきささげの花でしょう」
「そうだろうか」子熊はとぼけたように答えました。小十郎はなぜかもう胸がいっぱいになってもう一ぺん向うの谷の白い雪のような花と余念なく月光をあびて立っている母子の熊をちらっと見てそれから音をたてないようにこっそりこっそり戻りはじめた。
              <『宮沢賢治全集7』(ちくま文庫)>
「ひきざくら」ともいう。

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