みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

昭和3年1月に賢治が詠んだ詩

2016年10月14日 | 「羅須地人協会時代」に詠んだ詩
<『新校本宮澤賢治全集第十六巻(下)・年譜篇』(筑摩書房)よりカウント>
 では、昭和3年1月に賢治が詠んだ詩はどのようなものがあったのか。『新校本年譜』によれば、
一月 「文語詩篇」ノートに「一月 ◎林光左 弟子ヲ叱ル」というメモがある。
ということで、1月に詠んでいた詩篇はやはり一篇もないし、この月の賢治の営為も一切見えてこない。

 したがって、これでいよいよもって、賢治はこの頃滞京してチェロの猛勉強をしていたということの真実味が増してくるし、澤里武治が証言しているように「そして先生は三ヶ月間のさういふはげしい、はげしい勉強に遂に御病氣になられ歸郷なさいました」ということの蓋然性が極めて高いことを私は確信しつつある。それ故、「現賢治年譜」はこのことが不都合であるということで記載していないのだと疑われても致し方がないのではなかろうか、ということまでもついつい考えてしまう。実際、この「三ヶ月間の滞京」という反例が「現賢治年譜」にはあるのだからなおさらにである。

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◇ 拙ブログ〝検証「羅須地人協会時代」〟において、各書の中身そのままで掲載をしています。
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