みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

『レンガ工場』の跡地は今誰も入れない

2016年10月13日 | 賢治関連
 先の〝『レンガ工場』のあった場所〟の続きである。

 今まで賢治関連で『レンガ工場』の文字を何度か目にしてきたが、それが実際はどこにあったかが私には今までよくわからなかった。
 ところが、『賢治の学校 宮澤賢治の教え子たち DVD 全十一巻』(制作 鳥山敏子 小泉修吉 NPO法人東京賢治の学校)の中の巻の一つ「その4 イギリス海岸」において、照井謹二郞が次のようなことなどを語っていた。
 残念なことにレンガ工場の敷地内にあった、その中に道路が通ってね、北上川の高い、いい最高の場所がね、イギリス海岸を眺める素晴らしい場所なんだよ。それがきれいな柵に入れられてね、入られないようにしてあるの。残念だね。
とか、
 先生とそ辺(『レンガ工場』のこと)のへんに行ってるもんだからね。
あるいはまた、
 (当時花巻にはたった二つしか工場がなかった時代に)そういう時にわざわざ先生に連れられてレンガ工場を見に行ったの。そういう思い出のあるものだから。
などと。
 そして、以下のいくつかと似た景の映像が流れていたから、同巻に従えば下図の黄色い○内がこの『レンガ工場』の跡地となるようだ。
《1 『Yahoo JAPAN! 地図』より抜粋》

《2 ここからは胡四王山や早池峰山が望める》(平成28年10月11日撮影)

そしてご覧のとおり、
《3 この跡地の南西面は格子柵になっている》(平成28年10月11日撮影)

ので下図のような、
《4 橙→方向》(平成28年10月11日撮影)

            <『Yahoo JAPAN! 地図』より抜粋>
に進みながら敷地内を眺めて見よう
《5 東屋もあり》(平成28年10月11日撮影)

《6 確かに照井の言うとおり、北上の流れや早池峰の眺めがとても良さそうだ。胡四王山も指呼の位置にある》(平成28年10月11日撮影)

《7 広い敷地内は草も刈り払われて、綺麗に整備されている》(平成28年10月11日撮影)

《8 そしてでっかい石碑もあり「?愛園」と刻まれている》(平成28年10月11日撮影)

《9 「橙→の先端の場所から見上げたコンクリートの壁と柵》(平成28年10月11日撮影)

《10 今度は道路沿い、このレンガの壁沿いに進むと最初のゲート》(平成28年10月11日撮影)

《11 石碑の裏面》(平成28年10月11日撮影)

《12 第二のゲート》(平成28年10月11日撮影)

《13 第三のゲート》(平成28年10月11日撮影)

《14 そこから観た隅の建物》(平成28年10月11日撮影)

《15 どうやら》(平成28年10月11日撮影)

《16 瀟洒なトイレのようだ》(平成28年10月11日撮影)

《17 今来た方向を振り返って見ればこんな感じ》(平成28年10月11日撮影)

《18 そして境に沿って進むと》(平成28年10月11日撮影)

《19 最後は、こんな感じであり、敷地の南東面は北上川の岸ギリギリに沿っている》(平成28年10月11日撮影)


 さて、照井の言うとおり「北上川の高い、いい最高の場所、イギリス海岸を眺める素晴らしい場所なんだよ」ということが容易にわかったこの敷地、一体誰の所有物なのだろうか。ここを解放すれば、賢治縁の地でもあり、沢山の人が喜ぶだろうに。しかし、『レンガ工場』の跡地は今誰も入れない。
 この度の『東公園』の消滅?にも言えるように、どうも花巻では賢治縁の場所や建物がいつの間にか消えてしまう傾向があると思うが、それとは全く違って、すっかり囲われてしまって、市井の我々や観光客がこの素晴らしい光景が見られるであろう賢治縁の場所に立つことができないということもまた、『賢治の花巻』とは真逆のことが起こっているとしか私には思えない。

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 本書は『宮沢賢治イーハトーブ館』にて販売しております。
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 まず、葉書か電話にて下記にその旨をご連絡していただければ最初に本書を郵送いたします。到着後、その代金として500円、送料180円、計680円分の郵便切手をお送り下さい。
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 なお、既刊『羅須地人協会の真実―賢治昭和二年の上京―』、『宮澤賢治と高瀬露』につきましても同様ですが、こちらの場合はそれぞれ1,000円分(送料込)の郵便切手をお送り下さい。
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◇ 拙ブログ〝検証「羅須地人協会時代」〟において、各書の中身そのままで掲載をしています。
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