みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

『レンガ工場』のあった場所

2016年10月11日 | 賢治関連
 賢治の作品に出て来る『レンガ工場』がどの辺りかは大体知っていたが、正確には今までわからなかった。どうやらそれは、イギリス海岸の北側に続くこのレンガ造りの塀で囲まれた広大な敷地にあったらしい(上掲の写真がイギリス海岸の北端の境目)ということがわかったので、取り敢えず偵察に行ってきた。
《1 》(平成28年10月11日撮影)

 ちなみに、それは『煙』という詩、

  七四一   煙   一九二六、一〇、九、
   川上の
   練瓦工場の煙突から
   けむりが雲につゞいてゐる
   あの脚もとにひろがった
   青じろい頁岩の盤で
   尖って長いくるみの化石をさがしたり
   古いけものの足痕を
   うすら濁ってつぶやく水のなかからとったり
   二夏のあひだ
   実習のすんだ毎日の午后を
   生徒らとたのしくあそんで過ごしたのに
   いま山山は四方にくらく
   一ぺんすっかり破産した
   練瓦工場の煙突からは
   何をたいてゐるのか
   黒いけむりがどんどんたって
   そらいっぱいの雲にもまぎれ
   白金いろの天末も
   だんだん狭くちゞまって行く
 
             <『校本宮澤賢治全集 第四巻』(筑摩書房)>
の中に、このように登場している。

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◇ 拙ブログ〝検証「羅須地人協会時代」〟において、各書の中身そのままで掲載をしています。
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