みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

昭和3年3月に賢治が詠んだ詩

2016年10月16日 | 「羅須地人協会時代」に詠んだ詩
<『新校本宮澤賢治全集第十六巻(下)・年譜篇』(筑摩書房)よりカウント>
 では、昭和3年3月に賢治が詠んだ詩はどのようなものがあったのか。『新校本年譜』によれば、
三月一三日(火) 岩手師範二部へ入学した者四名の報告を堀籠文之進へ知らせる。
三月一五日(木) 本日より一週間、石鳥谷南端の塚の根肥料相談所で、午前八時より午後四時まで肥料設計を行う。休む間もなく続けざまに行ったが相談に来る人はふえるばかりで、一週間ではさばき切れず、また順次約束の村をまわるため、三〇日に残りの人の設計を行うことにした。愛弟子である菊池信一が世話した。
三月三〇日(金) 再び、塚の根肥料相談所にて肥料設計等を行う。
ということで、3月に詠んでいた詩篇もやはり一篇もない。

 この月は、いわゆる「塚の根肥料相談所」を石鳥谷に開設して、多くの農民に肥料設計をしたやったと言われているから超多忙だったので、賢治は詩が全く詠めなかったのだろうか。それとも伊藤光弥氏が主張しているように、賢治は「3・15事件」絡みで花巻警察署から取り調べを受けたりしていためにそれどころではなかったのだろうか。いずれ、今後に残された大きな課題だ。

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