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空気の観察──水中

2017-05-14 12:14:08 | カオス
【《空気*における水の感覚》の観察】
(*ここで《空気》とは、変化する感情の流れをさす。)


・2017/5/12(金)曇り。夜に強い雨。満月の次の日(15.1)。
きっかけは、4月に一度感じた大気内の水の通り道のような感覚の再来。曇りで前日までの暑さはなく、冷たい水気を多く含んだような風。バイク走行中に胸をつきぬけていく明らかで特殊な清涼感。言うなれば水を含んだ空気内を泳ぐように飛行している感覚。主に嗅覚と触覚(あるいは熱感覚)。視覚的に何が特殊なのかが発見できない。
・公園の前。白く銀に光るおそらく高層雲の曇り空。上空を西へ飛ぶ一匹の鳥(種類は不明)に水中の清浄さ。滑空し旋回。東へ飛ぶ鷺系の鳥にはそれがない。

・5/14(日)晴れ。
同じ海沿いの道を同じようにバイクで走行。晴れですこし暑いが風は涼しい。だが水中の感覚はない。潮の香りを含む。上空の鳥(鳶)の滑空にもそれはない。

・ここで考察している《水中的な空気》は、
①たんに涼しい風ということではない
②曇りから雨に変わる天候という条件下の感覚か、たんに「雨の前の湿度を含む風」という凡庸なものか(だが4月に感じたその日は晴れており、その後1日雨はなかったはず)、あるいは見落としている他の条件があるのか
③観測を歪める主観的バイアスは何があるか


・空気の観察に何の意味があるのか。個々のもの(特殊)が普遍になりうる期待はまだできない。鋭く分類していく方法は。どのように発展しうるか。視覚的な発見がなければ意味が生じないように思う。



・公開後の追記
自己の身体内部の希薄さ・空虚さがあり、自然観察(感覚印象)から主観的に受けとる得体の知れない感情がある。僕にとって自然は、特殊な例外を除いて、大抵よそよそしい力と感じるものにすぎない。あるいは優しいが、拠り所のない、自我を霧散し弱められるような性質である。

・5/20(土)。
この日の観察で得た仮説は、「《空気》における水中的感覚は、それを考察しはじめたきっかけ(詳細は記していないが上記4月のもの)の時と同様、他人の感受を触媒として間接的にそれを感受しているのではないか」という、ねじれたものであった。言い換えると、「人の《空気》を介在して間接的に自然の《空気》を感受するとき、あたかも感受の強度が増したかのように錯覚する」というものだ。
そもそも《空気》の感受というものは、しばしば錯覚や妄想などの主観的な感じかたにすぎず客観的事実性を獲得しがたい、と見なす疑念は当然のものだ。その目で見、その手でふれることもできず成分分析もできない以上、あるともないとも知れないのだから。──とはいえ、それが一般に広く知れ渡った「秋の日の寂しさ」等の《空気》ならば差し当たり問題はない。あるいは、それを詩や絵等の個人的芸術として万人にそれが虚構だと了承された枠内で表現するなら、妄想的でも差し当たり問題はないだろう。あるいはそれが常に人間にとって同じ錯覚をひきおこす、という共通性が研究され証明されていれば、それは「常に人間に錯覚をひきおこす特異な現象がとにかくも存在する」という事実になるだろうが、ここでは《空気》内部の水という特殊な観察の客観的な共通項を模索している。
この仮説への疑念は主に、例えばこどもを媒介としてそれを感受したように思うとき、それはただこどもを見ることによって己の過去の記憶(いまは鈍麻しているがこども時代にそれを強く感じたという記憶)を呼び起こされているにすぎず、だから「他人の感受している《空気》をありのまま感受した」という思考は誤りだ、というものだ。そうでないことを示す比較対象はあるが、それはまだ記さない。

・普遍性──?
個々のもの、特殊な観察内容の総計がいずれ普遍性に高まる可能性がなくては意味がない。それが得られる期待が持てなくてはいけない。なぜそうなのかはいちいち記述しない。
そこで、〈生命の水〉という概念があるのだが、そのようなもの(水の感覚をともないつつ生命を賦活させると感じるイメージ)を、因果関係が見通せないままふいにあらわれる記憶内容に感じるときがある。その内容のイメージは常に水とは関係ないのだが、しかしそう感じる。
そして、遠い過去の記憶内容でなく(「遠い」というのは、上のようなイメージは近い過去でなくいつもかなり以前の記憶イメージだから)、現在の観察内容ではあるのだが、この《空気》における水中的感覚もそのようなものを含む。つまりこのテーマにおいては過去のイメージがあり、現在の観察のイメージがある。それがポイントだろうか。


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