元ジュニアミドル、ミドル級チャンピオン。
現役当時は言わずと知れた屈指のハードパンチャーだった。
世界初挑戦は1987年WBAのマイク・マッカラム戦。
1回左フックで王者をぐらつかせるも2回、逆に左フックで
ダウンを奪われた後ラッシュされストップ負けを喫した。
2回で試合は終わるが内容の濃い試合だった。
翌年同じWBAの王座決定戦で白仁鉄に勝ち王座を獲得する。
この試合では白を3回に倒すまで、珍しく足を使ってボクシング
していた。白を警戒していたのだろうか?
このタイトルの防衛戦ではテリー・ノリスを右フック1発で倒している。
1990年、WBC王座決定戦でへロール・グラハムと対戦し
これまた右フック1発で倒す。
ジャクソンの最大の武器は左右のフックだ。
長身のスリムな体型をしているが、完全なファイタータイプ。
ジワジワと相手に接近して強打を打ち込む分かり易いスタイルだ。
身体は固く打たれ強くない。
何回か防衛するが1993年、新倒し屋のジェラルド・マクラレンの挑戦を
受け5回TKO負けを喫する。
この試合はお互い強打を振るう見応えある試合だった。
マクラレンとは再戦するが今度は1回でTKO負けをしてしまう。
その後1995年に再び王座に返り咲くが、初防衛戦でクインシー・テーラー
に8回TKO負けをしてしまう。
ジャクソンの試合はいつも倒すか倒されるかで面白かった。
ジャクソンのパンチを受けた選手は、体を硬直させるほどそのパンチは
強力だった。
</font>