花を求めてばかりの人がいる。
名誉 カネ 地位・・・・・
人生のひとときの快楽に過ぎないのに、
欲の欲するまま・・・・
あとには何も残らない。むなしさだけが残る。
一方 歩いた道に花を咲かせる人もいる。
コツコツとしっかり種をまき、
やがて時がたち
その足跡にはたくさんの花が咲き誇る。
もしかすると
本人も意識しないで
自分の義務をしっかりコツコツ果たした結果、
ふと振り返ると
自分が思いもよらなかったようなたくさんのきれいな花が道いっぱいに咲いている、
なんてこともあるかもしれない。
ひとときの快楽のために得た花は やがて朽ち果てる。
人の心に刻まれたメモリー(記憶)は 色褪せることなく、大輪となって永遠に生き続ける。
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2016年5月 満月を見上げて