ヨハネの福音書 14章15−31節
家の近くの街路樹、気がついてみたら色づき始めています。今週、もう一度暑さが戻るとの予報があるようですが、日の入りも早まってきて秋の足音が聞こえています。
「あなたがたに新しい戒めを与えましょう」として、イエスが残される弟子たちにお与えになったが「互いに愛し合いなさい」という戒めです。きょうの箇所には、そのことが何箇所かで繰り返されていますので、互いに愛し合うことが、イエスが彼らから離れられても、大きな苦難の中を通ることがあっても、彼らをイエスの弟子、使徒として保ち続けるのです。
15節には「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです」とあります。21節には「わたしの戒めを保ち、それを守る人は 」とあります。さらに23節には「だれでもわたしを愛する人は、 わたしのことばを守ります」ともあります。下線部には「互いに愛し合いなさい」ということばがふさわしいのです。
しかし、大きな試みの中で、彼らははたしてその戒めに生きることができるのでしょうか。イエスは彼らに「もうひとりの助け主」「真理の御霊」がおいでになると約束なさいました。弟子たちは、この時イエスが何を話しておられるのかが今ひとつわからなかったのです。しかし、彼らがやがて体験する試みの中で、もう一人の助け主なる聖霊が、この時イエスがお教えになったことの意味を深く教えてくださいます。
イエスを信じる者のうちには、助け主なる聖霊が今も生きておられます。このお方の助けによって神のことばを教えていただけるのは、ありがたいことです。