ヨハネの福音書 19章15−27節
外の気温は15度ぐらいですが、夕方屋外プールのそばを通りましたら、泳いでいる人たちがいます。びっくりしました。温水プールではないはずですが…。
逮捕されたイエスのあとについて行ったのは、ペテロともう一人の弟子でした。「もう一人の弟子」とはこの福音書の著者でもあるヨハネです。もしかしたら、大祭司の知り合いであったヨハネにはペテロのような「仕打ち」はなかったのかもしれません。
大祭司の家の中庭に立っていたペテロは、恐れのあまりイエスとの関係を否定してしまいます。彼のイエスへの思いを想像するならば、自分のふがいなさをどんなに悔やんだことでしょう。立ち上がれないほどのしくじりでした。その場しのぎをして逃げようとしたのです。
大祭司(正確には前職)の前に立ったイエスには、いのちを守るために逃げようとするようなそぶりは全くありませんでした。ご自分が誰かを隠さず恐れずにお伝えになりました。悪意ある人々にひるむことなく、暴力をふるうことなく、立ち向かわれたのです。
この箇所の誰が自分の姿と重なるかを思うならば、ペテロを「情けない」と批判することなどとてもできません。イエスは、そんな情けない者のために立ち向かってくださいました。