みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

大いに喜べ

2017年02月11日 | 申命記

申命記 16章

 夕食に出かけたレストランの側にある池。厚い氷が張り、その上で二人の人がアイスホッケーを楽しんでいました。まだ寒さが続きます。週末はどのようにお過ごしでしょうか。

 この章には、イスラエルの民が三つの祭りを守るべきことが言われています。「過越の祭り」、「七週の祭り」、そして「仮庵の祭り」です。それぞれは、神がご自分の民に行ってくださったこととかかわりがあり、その祭りを守ることによって、神の恵みを覚え続けるのです。ユダヤ人は、年に三回の祭りを今に至るまで守ります。

 それぞれを新約聖書の出来事と絡めてみてみると、「みことばの光」が書くように、「過越の祭り」は主イエスの十字架と復活の出来事を、「七週の祭り」は聖霊の降臨を、「仮庵の祭り」は主イエスのご降誕に通じると言えます。

 この箇所を読んで心に留めるのは、「喜びなさい」という命令が繰り返されていることです。「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」という詩篇103篇のことばを思い起こします。祭りを行うということは、忘れないという意義があります。また、そこには大きな喜びがあります。

 イスラエルを旅する中で、安息日の夕食の席でユダヤ人が大きな声で歌を歌い、大人も子どもも喜んでいる光景に遭遇しました。大いに喜ぶという時があるのはしあわせだと思うのです。キリスト者にこそ、そのような日が与えられているのです。


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