みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

何を語るか

2017年02月03日 | テモテへの手紙第二

テモテへの手紙第二 2章16−26節

 ベエル・シェバからツィンの荒野、死海までが二日目の旅路でした。ツィンの荒野の荒涼とした風景と、それを不屈の心で緑化しようとした人々の顔とを交互に思い浮かぶような景色とを見比べました。

 パウロはここで、テモテにことばのことで、してはならないこととしなければならないこととを明らかにしています。

 してはならないことは、「ことばについての論争」、「俗悪なむだ話」、そして「無知な思弁」です。それらは聞く人を不快にさせるどころか、信仰を覆すほどの影響をもたらします。

 そうではなくて、「真理のみことばをまっすぐに説き明かすように」、「すべての人に優しくし、よく教え、よく忍び」、「反対する人たちを柔和な心で訓戒」するようにと勧めます。   

 教会はことばを大切にするところです。礼拝では聖書からの話が語られ、自分たちの信仰を言い表し、祈りがささげられます。もしも、教会から「語ること」「聞くこと」がなくなったら、また、語るべきことが曲げられたらどうなるのだろうと考える箇所です。


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