目指せ!ツール・ド・モンブラン。

フランス・イタリア・スイスを巡る旅「ウルトラトレイル・ド・モンブラン」UTMB他大会やハワイトレイル、国内のラン旅など。

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新緑の道志山系と共に 道志村トレイルレース

2010-05-20 | 大会と準備
共鳴?

今まで感じたことがなかったレース中の自然との一体感。

走りながら、心静かに道志の森に融けている感覚?

苦戦した道志村トレイルレースは、道志の森の奥深さに触れた印象に残る大会となった。




・民宿北の勢堂
15(土)午後、都内でランブラーさんと待ち合わせて道志村中学校へ。中央道相模湖ICから1時間、国道413号へと続くうねった道はいつも気持ち悪さが伴う。前日エントリーを済ませて道の駅どうし近くの民宿へ。案内された部屋は珍しい茅葺屋根の古民家の大部屋。旅情満点だ。
大きな炬燵を囲みながら各自レースの準備をする。就寝前、野辺山にいるtomoさんから電話があった。電話の向こうは何だかとても楽しそう!わくわく感がこちらにも伝染してくる。お互いにエールを送り合って夜9時すぎには就寝。

・会場へ
16(日)早朝。天気良好。出発前にランブラーさんが持ってきたスターバックスVIAをいただく。レース当日に美味いコーヒーをいただけるとは思ってもみなかった。ありがとう!宿に用意してもらったおにぎり(大)をほおばりながら会場へ。6時前だったが駐車場はさほどの混雑もなかった。

・スタート
開会式では先日試走でお世話になったなべさんやSさんらと出会う。なべさんはレース前とは思えないニンマリ顔。笑いが止まらないという。どMここに極まった感ありだ!他UTMB参加組の皆も元気そう。スタート位置は前寄り。2列前にjunとランブラーさんが並ぶ。その後ろには今年PTL参戦のHさん。僕はその後ろ。



・スタート~菜畑山
※国道413号をまたいで沢沿いの林道へ。ハセツネ30Kや北丹沢のようにのっけから結構な上り。林道からシングルトラックへ。ブドウ岩の頭までは上り一辺倒。いったん下って序々に上り返して視界にアンテナ塔、また頂上に東屋が見えてきたら菜畑山。

廻りのスタートダッシュは今までのレースで一番凄まじいものだった。その勢いは小学生の頃、新宿伊勢丹のガンダムプラモ売り場まで猛ダッシュしたときと遜色ないくらい。僕は廻りの勢いに流されつつ、飛ばしすぎないよう上る。ランブラーさんはスタート直後に見失い、junは林道に向かう舗装路下りでスーッと前に行ってしまった。
林道もそのままの勢いで上っていく。前走者の吐くco2で空気が薄いんじゃないかと思うほど皆呼吸が荒い。それでも登山道入口手前で渋滞してしまう。トレイルに入るとランブラーさんが30人くらい前、その20人くらい前にjunがいた。ブドウ岩の頭までに上りのリズムをチェック。最終試走の際、今倉山手前で早々と終わった脚運びを思い出しながら、適当に力を抜いていく。上り斜度が増し、電波塔が見えてきて菜畑山。1時間10分経過。

・菜畑山~今倉山
※10M前後のアップダウンが連続しながら標高を上げていく。新緑の道志山系が美しい区間。今倉山手前は長く、手ごたえのある上り。

前半戦の山伏峠までは抑え目で進み、後半頑張るつもりで飛ばしすぎず進む。細かなアップダウンをこなすうち、右膝が少しづつうづき出す。気にせず下っているといよいよ痛くなりそうな気配。まだ富士山1周の疲れが抜けきれてなかった様子?幸い上りで痛みは感じない。今倉山上りでは他選手の上り方を観察しながら行く。斜度に合わせて前傾姿勢を変える人、腰手で直立姿勢で登る人。大股で上体を引っ張るように進む人。皆それぞれで勉強になります。僕は刻みキャベツ走法で細かくステップを踏む。気持ち前傾で細かく小刻みに。ここまで1時間50分



・今倉山~御正体山
※前半のハイライト区間。いったん道坂峠まで一気に下り、ルート最高標高を目指す。反面、いよいよ静かな山は抱かれるような雰囲気で一瞬レースを忘れさせてくれます。

右膝の変調は増すばかり、早めの作戦変更を自身に申し出る。「ワレ完走を目指すべく、下りはアルキ、上りはその分ガンバル也」。致し方あるまい&選択の余地なし。上りが苦手な僕にとってこれは賭けだ。といっても制限時間は厳しい。やってダメならそれもよし。とにかく前に進む。
御正体山の上りではかなり呼吸が荒くなる。それでも普段より気持ち早めに脚を運ぶ。前方にランブラーさん。ここは頑張りどころなので先に行かせてもらう。山頂で3時間15分

・御正体山~山伏峠(第1関門)
※山頂付近の低葉草が幻想的な区間。急な下りを挟みながらゆっくり標高を下げていく。峠付近では砂混じりの滑る急斜面とシングルトラックな下りが続く。見晴らしのいい鉄塔を越えたら山伏峠は近い。

急斜面と右膝の小競り合いは続く。うずきは平坦なトラックを走っていても起こるようになる。無理をしないよう、かつレースを意識してモチベーションが切れないよう走れる区間は走る。願いはひとつ「山伏で一服」。我慢くらべをしつつ山伏峠到着。第1関門の制限時間に間に合って一安心。4時間6分



・山伏峠~菰釣山
※山伏峠からスタートするなら、標高感を感じる稜線沿いのルートは気持ちいいトレイルだ。一方、このレースでは前半部の脚の消耗をまともにくらう区間だ。ノコギリの派のようなトレイルを攻めることが出来るか否かでタイム差が出る。今レースの重要区間。

山伏峠で膝の調子をうかがう。うずきの小康状態程度か。今日は制限時間いっぱいまでの戦いになることを覚悟する。さあ次は菰釣山に行こう。右膝は幸い自身の巡航スピードでは急激に悪くなることはなさそう。へびのようにうねるトラックを進む。流れ上、しばらく小集団を引っ張るが大事なのは集団のペースよりも自身の脚。将来がある身なので無理せず先に行ってもらいます。ランブラーさんも集団を抜け出し加速。グッドラック!菰釣山まで残り700mからが長く感じたがようやく山頂到着。ここまで5時間20分前後。

・菰釣山~体験農園(第2関門)
※基本下りのみ。避難小屋からの沢沿いの下りは浮石が多く、北丹沢の第1関門手前のような九十九折な下り。道の駅どうしが近い体験農園付近は家も多く安堵感が高まる区間。

九十九折な下りは進みにくく、不注意で転倒し右足を攣る。幸い大事にはいたらず先へ進む。林道区間で同じように歩くしかない選手と一緒に第2関門を目指す。彼は大腿部がダメらしく、気休めになるかとサポートテープをあげる。苦しそうな表情で「でもゴールを目指します!」の言葉にこちらも元気づけられる。僕はまだ小走りでも進めるのでいいほうだ。林道に入ってから、第1関門前後で抜いたランナーに追いつかれ、どんどん抜かされる。ばななさんもバッグを揺らして元気に第2関門へ。僕も若人から勇気パワーをもらいとことこ走って体験農園へ。段差の少ない林道はトレイルよりはましに進めるみたい。6時間半くらい。



・体験農園~鳥ノ胸山~ゴール
※ラスボスの鳥ノ胸山。際立っているのは終盤の階段区間。いい感じで朽ちており上りにくい。体験農園から距離自体は長くない。レースの終盤にあってこその存在感ある山だ。ゴール手前の林道は約5K。ラスト道志の湯からの1Kはギャラリーもいて無理でも笑顔、そして疾走しなければならない区間。

体験農園では救護テント裏で少し休ませてもらう。転倒して攣った時は第2関門で止めようかと思ったが、来てみるとリタイヤできる雰囲気は全く無く、そんな選手も見当たらず、自身も「鳥ノ胸山からの眺望がみたい」のでゴールを目指す。
普段は下りが楽しいが、今日に限っては上りが苦にならない。そんな自分を発見して苦しいながらもエンジョイな気持ちで鳥ノ胸を目指す。試走ではわからなかった、平指山はどこなのか本番でもやっぱり不明。第2関門手前の林道で併走した若者が歩いていた。頑張れ!先に行かせてもらいほどなくして林道区間へ入る。時計を見ると7時間55分が経過。この区間5Kは止まらないと決めてジョグペースで進む。道志の湯からは痛さも忘れて久しぶりの走った感!ゴールではランブラーさんとjunが笑顔で待っていてくれた。ゴール8時間45分。




終わってみれば道志の豊かな森に抱かれたいい大会だった。前半の菜畑山付近、そして終盤の鳥ノ胸山を越えてから山との静かな一体感を感じた。レース中にそういう気持ちになるのは初めてだと思う。ゴールタイムは8時間~8時間半の予想に反して多少オーバーしたがそれ以上に得るものがあった大会だった。今回感じた上りのリズムを体に刻んでおこう。そしてどんな状態でも攻める工夫を持ち続けるようにしたい。大会終えて4日経つが、早くも道志の山にまた行きたいです!
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8 コメント

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Unknown (しらちゃん)
2010-05-20 22:59:53
昨年は関門のきびしさやら悪天候やらのレポが目立った大会でしたが、suuさんのレポを読むとなかなか良さそうな大会だと思えてきました。富士山の写真もきれいです。

問題は日程ですね。信州出身の私としては野辺山ははずせない。名栗も行きたい。ま、健康な人の悩みですかね。

レースは無理でもお山遊びにいけばいけばいいんだね。途中でばてて毛皮を残さないように気をつけたいと思います(笑)。
楽しみましたね! (nao)
2010-05-21 04:23:16
いいっすねぇ。

レース直後に「道志の山にまた行きたい」って言えるのはうらやましいですよ。
自分もこんなレースをしたいです。

他人と競うのでなく自分と対話しながらレースをするのが一番ですね。
suuさんレース巧者になりましたね。
山が好き… (突貫野郎)
2010-05-21 09:16:24
…な感じがさらに倍増てな感じですね!
真摯にレースに臨むsuuさんの姿勢は見習うものがあります…。
あの道志にまた行きたいなんて…
もう立派な「DMJ」の一員ですね~!。。。
これからも皆一緒に「お山」を楽しみましょう~☆
お疲れ様でした! (tomo2010)
2010-05-22 15:34:46
右足に異変を感じて、それでも進もうとしたsuuさん、胸に熱いものを感じました。リタイヤすることも出来たでしょうけど、苦しいながらもエンジョイするところが、またsuuさんらしいです!素敵!本当に心底トレイルが好きなんでしょうね!レース後のランブラーさんとがっちり握手している表情は凄く良い表情をしてますね!
なかなか良さそうな大会 (s)
2010-05-24 13:51:45
しらちゃん
道志村トレイルレース、とても山深い雰囲気が味わえるいい大会でした。
そしてルート上から眺める富士山は絵のような美しさでした。

もちろんラン後の温泉も格別に気持ち良かった!
ではでは
自分と対話しながらレースをする (s)
2010-05-24 13:54:10
naoさん
僕の場合、速くもない上に人と競う気持ちがないようで笑、
基本的に自分基準でのパフォーマンス評価をしてしまいます。

でも年に1回だけ、競う気持ちが出る大会があります!そう、ハセツネです。
今年はクリック競争からスタートです。
もう立派な「DMJ」の一員ですね (s)
2010-05-24 13:56:43
突貫さん
いえいえ、僕は決してDMJではありません笑
妄想系ジャニートレイルランナーです!

いよいよUTMBまで3ヶ月。
これからは無理せず、かつモチを上げて一歩一歩行きましょう。
一緒に歓喜のゴールを目指しましょう!
苦しいながらもエンジョイ (s)
2010-05-24 13:59:53
tomo2010さん
裏を返せば、僕はつくづく闘争心がない人なんです笑
でもその分妄想魂は負けません!
これからも自分スタンスでレース、楽しみます。

keep on trailrunning!

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