藤三旅館 白猿の湯 温泉

岩手県花巻市にある鉛温泉藤三旅館。鉛温泉って何だか重そうな感じだが、湯はいたって無色透明。湯と思わなければ冷たい岩清水を思わせるくらい透き通っている。
1440年代に露天風呂を開いた頃から続く由緒正しい温泉だ。その昔、温泉で白猿が手足の傷を癒していたらしいが、実際はただ汚れを洗っていただけかもしれませんね..。もっとも白い猿というところは特別な感じはする。

温泉は5つ。湯治でゆっくり浸かれる素朴な風呂「河鹿の湯」から清潔でアメニティが整い目前に滝が眺められる半露天の「白糸の湯」などバリエーション豊か。特に立ちながら入る「白猿の湯」はいい。くり貫いた岩からこんこんと湧く温泉につかりながら、3階はありそうな吹き抜け天井を眺める。左膝の痛みが早くとれて～と願いながら、夏の1日を藤三旅館でゆっくりと過ごした。

白猿よ、素敵な温泉を人間に教えてくれてありがとう！ちなみに「白猿の湯」は時間帯によっては混浴になる。白猿も今度訪れてみれば？ただし覗きは猿でも厳禁厳禁～。