すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

雪のモスクワ

2012-01-19 03:44:25 | Weblog
別に感傷的になっているわけではないが、強行軍の日程をこなしてホテルにもどるときの、雪の薄く積もったモスクワの街はなんとなく風情がある。ワシントンからトンボ返りならぬトンボとびでロシアにやってきたが、こちらもやはり春の大統領選挙を目前にして緊張感が高まる。早朝からつぎつぎ要人と会うのだが、古くからロシア問題に関係している人を戸惑わせるほど、これまで政治の世界に姿を見せなかったカテゴリーに人が多く登場してきている。ソ連邦崩壊時のインテリゲンチア、哲学者や乱世政治家などは影をひそめ、いつしかビジネス系というか、混乱期に大儲けし、肉体美を維持するのに連日のジム通いみたいなビジネス=スポーツ系の政治家全盛ではないかと思う。プーチン大統領自身も裸で馬に乗ったり、アクアラングで潜ったり、虎狩をしたりで、「いい年してよくやるよ」というようなマッチョ宣伝もこの線にそったものだろう(ただし一般には酷評らしい)。
ロシアの政治家と話すと、結局北方領土問題に行き着くのだが、今日面談した某政党の党首との会談で、その党首が「四島帰属の問題はもう国連憲章で解決済みの問題だ。ロシアは日本との戦いに勝ってのであり、父はその戦争に参加して勲章をもらった。友人の知り合いにはその戦いで戦死した人もいるし、第一この戦いは日本が先に勝手に仕掛けてきたものだ...」とのたまった。何を言うか、馬鹿者め!ということで、「不可侵条約を一方的に破って攻め込んだのはソ連ではないか?日本は停戦仲裁をソ連に打診していたのであり、そもそも関東軍は南方戦線で消滅し、ほとんど戦う余力もなかった。父は民間人だったのに、シベリアの強制収容所に送られて3年帰ってこなかった...」と睨み付けた。むこうもばつがわるいのか、それからあとはぼそぼそいうだけになってしまった。日ロ友好議連の会合なので、まわりではまた首藤がきついことを言ってると思ったかもしれないが、こんな誤解はどんな小さな誤解でもほっておいてはいけない。ロシアではそのように教えていると大使館の人はいうが、そんなに大人になる必要はなくて、ともかく、誤解や曲解はすぐその場で指摘することこそ外交の初歩だと思うね。
明日は大統領選に登場予定のヤブリンスキーなどと会談して東京にもどる。
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
北方領土問題 不可侵条約 強制収容所 ロシアの政治家 プーチン大統領 大統領選挙 ソ連邦崩壊 ワシントン
コメント (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« TPP訪米団報告会 | トップ | 収集情報の整理 »

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

現在、トラックバックを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。

あわせて読む