未曾有の物的・人的損害をもたらした福島原発事故。永田町では連日のごとくストレステストの状況説明が行われ、これによって原発運転再開が当然のような雰囲気が醸成されようとしている。しかし、これほど多忙を極める国会活動の中で、ストレステストのような、個々の議員にとっては直接の利害に直結せず、まるで「過去の話題」のように扱われる論議に出てくる議員はほんの一握りになってしまっている。今日は政府事故調査・検証委員会の中間報告の説明があった。政治家による「政治的圧力を避ける」目的だろうか?委員会メンバーではなく、事務官僚が猛烈な早口で報告。「失敗学」の専門教授をヘッドとし、幾多の危機ドキュメンタリを著された柳田邦男さんなどが委員に入ってだから、さぞかし、歴史の道標になるような検証中間報告がでてくると期待したが、内容は原発の意義や安全神話、原発運営体制の致命的な欠陥などの本質的な問題には何も触れず、未曾有の津波と細かい技術欠陥に原因を収束させるような噴飯もの。ヒアリングを行ったのは456人、聴取900時間となっているが、委員会はたった6回しか開かれず、内容は官僚の作文。名だたる研究者や文筆家は自分の名前が冠されたこの報告書を本当に認めたのだろうか?この委員会が最初からしつこく言っているのは、これは責任追及の調査ではないということだ。しかし、本当にそうだろうか?機器にも、サイトにも、地震にも津波にも経営にも管理にも、問題の指摘が行われたのに、それを握りつぶしてきた者と組織の責任は問われないところか、調査すらされないということか?
こんなことを言うのはスリーマイル島原発事故の直後に作られたケメニー報告やロゴビン報告を読み、未曾有の事故の報告はこういうものだという認識があるせいだろう。官僚のみなさんが「なんでこの男は怒っているのか?」みたいな冷たい目であらぬ方向をみつめていつるし、会議のかじ取り役まで無難にまるめようとする...
要するに報告書はこれまでと同じような「報告書」で、出すことにアリバイの意義があるとでもいうのだろうか?まだ事故調査報告の中間報告しかでていないのに、さっさと結論としての原子力規制庁ができてしまうのは、そんな報告書ははなから必要性を認めていないのだろうか。こういう空気の中から、安全神話も原発事故も生まれてきたのだ。我々は福島事故の再生産に立ち会っているようなものだ。何か胃の中を苦い感情がもり上がって行く..
こんなことを言うのはスリーマイル島原発事故の直後に作られたケメニー報告やロゴビン報告を読み、未曾有の事故の報告はこういうものだという認識があるせいだろう。官僚のみなさんが「なんでこの男は怒っているのか?」みたいな冷たい目であらぬ方向をみつめていつるし、会議のかじ取り役まで無難にまるめようとする...
要するに報告書はこれまでと同じような「報告書」で、出すことにアリバイの意義があるとでもいうのだろうか?まだ事故調査報告の中間報告しかでていないのに、さっさと結論としての原子力規制庁ができてしまうのは、そんな報告書ははなから必要性を認めていないのだろうか。こういう空気の中から、安全神話も原発事故も生まれてきたのだ。我々は福島事故の再生産に立ち会っているようなものだ。何か胃の中を苦い感情がもり上がって行く..
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