空蝉ノ詩

蝉は鳴く。地上に生きる時間は儚く短い。それでも蝉は生きていると。力の限り鳴き叫ぶ。私も今日、力の限り生きてみようか。

77編 “人生の短さ”と老人介護(4)

2017-07-17 03:12:58 | 読書ノート
font color="orange">“人生の短さ”と老人介護(4)
 セネカ著、茂手木元蔵訳『人生の短さについて』岩波文庫

(4)

「自分が他人に尽くすように生まれたことを理解し、
またそのゆえに生みの親の自然に感謝をささげる、
といったふうに生きたい。
自然は他のどんな仕方で、
これ以上に立派に私の仕事を導いてくれることができたであろうか。
『自然は一人の私を万人に与え、万人を一人の私に与えた』
(セネカ『人生の短さについて』-「幸福な人生について」-岩波文庫 156~157頁)。

自分が生まれてきたこと、
今日まで生きてこられたことに感謝し、
「自分が他人に尽くすように」
私の仕事に対する想いと行動(介護実践)にかかっている。

セネカは最後に語る。
「髪が白いとか皺(しわ)が寄っているといっても、
その人が長く生きたと考える理由にはならない。
長く生きたのではなく、長く有ったにすぎない」(25頁)。

ルソーも『エミール』のなかで同じことを述べている。
人生は長さではなく、人生の中身が問われると。

人生は短い。
しかし、良く使えば人生は長い。

宴会と快楽に楽しんだ時間は束の間であったが、
玉手箱を開けたら白髪になってしまったほど
時間は過ぎ去っていた、
日本昔話浦島太郎を思い出した。
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