ボストングローブ紙:イラク戦争費用で何が買えたか
<引用>
日本政府の発表によれば、2001年12月からの5年11ヶ月間で、インド洋における海上自衛隊の給油活動で投入された日本国民のお金は約570億円。これだけのお金があれば、7万人以上のお年寄りに1年分の年金を支給でき、33万人以上の社会人に対して国民年金支払いを1年間免除できたかもしれない。(年金受給額を年額79万2,000円、国民年金月額保険料を1万4,100円とした場合。)
まあだいたい言いたいことはこの中に全部あります。
どういう立場に立ってあれを正当化するのかがどうも見えてこないんで、この記事にどういう文句をつけてきても議論するつもりはありませんけどね。いちゃもんつけるしかできない子供を相手にしてると疲れるだけだし。
日本の利益になるからって理由なら、アフガンやらイラクやらの人が何人不幸になろうと知ったこっちゃないって立場だと判断しますし、国際治安の維持だって言うなら自警団が私刑やってるようなもんだなと理解しますし。
正義ってことに対して、あまりに不真面目な感じがするんスよ。
誰かが考え付いたことが正しいんじゃないぞと言いたいっていうか。誰かが考え付いただけのことなら間違ってるんだぞと言いたいというか。
正義って言うのはどこまでもローカルなもんであって、そのローカルな集団の中でしか通用しないものであって、その範囲を超えたところで『正義』に基づいた行動をとりたいならまずその集団を拡げる必要があって、それまで集団の外にあったものを取り込むっていう拡大過程では当然『正義』も変質を迫られるものであって……っていうことをさ、なんか誰も考えてなさそうなんだよ。
真摯じゃないんだ。大人じゃないんだよ。