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辺野古判決の裏に裁判所の露骨人事!

2016-09-18 09:22:15 | Weblog
(9/17 リテラ)

  沖縄・辺野古の米軍新基地建設をめぐって、安倍政権が沖縄
  県の翁長雄志知事を訴えていた訴訟で、16日、福岡高裁那覇
  支部(多見谷寿郎裁判長)は国側の主張を全面的に認め、
  翁長知事が辺野古埋め立ての承認取り消しの撤回に応じない
  のは違法だという判決を言い渡した。
  安倍(国)VS翁長(沖縄県)の法廷闘争は、アッサリ安倍に軍配
  が上がったのだ。しかも、その判決文は、翁長知事が「あぜん」
  という言葉を繰り返すほど、国側に媚びた内容だった。

  そもそもこの訴訟は、仲井真弘多前知事時代に認めた「埋め立
 て承認」を県が自ら否定し、取り消すことが認められるかどうかと
 いった法的手続き論が争点だった。
 ところが、判決は「(北朝鮮の中距離ミサイル)ノドンの射程内とな
 るのは、我が国では沖縄などごく一部」「海兵隊の航空基地を沖
 縄本島から移設すれば機動力、即応力が失われる」「県外に移転
 できないという国に判断は現在の世界、地域情勢から合理性があ
 り、尊重すべきだ」などと新基地建設の妥当性にまで踏み込み、
 翁長知事が埋め立て承認を取り消したことについては「日米間の
 信頼関係を破壊するもの」とまで言い切った。また、翁長知事が
 頼りにする「民意」についても、「(辺野古基地建設に)反対する民
 意に沿わないとしても、基地負担軽減を求める民意に反するとは
 言えない」「普天間飛行場の被害を除去するには新施設を建設す
 る以外にない」と、国の代弁者と見紛うほどの書きっぷりだ。

  明らかに偏向した判決と言えるが、法曹関係者の間では「さもあ
 りなん」との声がしきりだ。というのも、この判決を出した多見谷寿
 郎裁判長は、“行政訴訟では体制寄りの判決を下す”ともっぱら評
 判だったからだ。それをいち早く指摘したのが、作家の黒木亮氏
 だ。昨年12月25日付のプレジデントオンラインに〈辺野古代執行訴
 訟「国が勝つことが決まっている」と題する寄稿をしている。
それによると、
 多見谷氏は〈平成22年4月から同26年3月まで千葉地裁の裁判長
 を務め、行政(およびそれに準ずる組織)が当事者となった裁判を
 数多く手がけているが、新聞で報じられた判決を見る限り、9割が
 た行政を勝たせている〉というのである。
 しかも、この多見谷氏の着任人事が極めて異常だった。〈代執行
 訴訟が提起されるわずか18日前に、東京地裁立川支部の部総括
 判事から慌ただしく福岡高裁那覇支部長に異動している。この転
 勤が普通と違うのは、多見谷氏の立川支部の部総括判事の在任
 期間が1年2カ月と妙に短いことだ。裁判官の異動は通常3年ごと
 である。(中略)また、前任の須田啓之氏もわずか1年で那覇支部
 長を終えて宮崎地家裁の所長に転じており、これも妙に短い〉。
 司法記者もこの指摘に同意し、こう解説する。
 「前任の須田氏は『薬害C型肝炎九州訴訟』で国と製薬会社の責
 任を厳しく指弾して賠償を命じるなど、リベラルな判決を出した“過
 去”があるので、外されたと見るべきでしょう。そこへいくと多見谷
 氏は“アンチ住民”の態度が鮮明です。有名なのは2013年の成田
 空港訴訟で、成田空港用地内の農家の住民に空港会社が土地と
 建物の明け渡しを求めた裁判でしたが、住民側に明け渡しを命じ
 る判決を出した。住民は『国は農家をやめて、死ねと言うのか』と
 訴えたが、裁判長は聞く耳を持たず、住民側の証人申請はほとん
 ど却下されました。他にも行政訴訟では、建設工事を進める残土
 処理場を巡った千葉県の許可取り消しを住民が求めた裁判で訴
 えを棄却したりしています」
  今回の辺野古裁判でも、多見谷裁判長は露骨に国寄りの訴訟
 指揮を執った。翁長知事の本人尋問こそ認めたものの、稲嶺名
 護市長ら8人の証人申請は却下したうえ、しかも、国側が早期結
 審を求めたのに応え、わずか2回の弁論で結審する“スピード審
 理”でもあった。判決にある「(新基地に)反対する民意に沿わな
 いとしても、基地負担軽減を求める民意に反するとは言えない」
 などというのも、国を勝たせるための詭弁としか言いようのない
 理屈である。

  県側は判決に納得せず、すぐに上告を決めた。翁長知事も会見
 で、「地方自治制度を軽視し、沖縄県民の気持ちを踏みにじるあ
 まりにも国に偏った判断。裁判所が政府の追認機関であることが
 明らかになり、大変失望している。三権分立という意味でも相当な
 禍根を残す」と怒りを隠さなかった。当然だろう。

  沖縄は太平洋戦争末期に日本本土防衛のため、住民の5人に
 1人が死ぬという夥しい犠牲を負った。戦後、1972年に返還される
 まで長らくアメリカの支配下に置かれた。いまある基地のいくつか
 はこの間に、基地反対運動が激しくなった本土から押し付けられ
 たものだ。海兵隊基地もこの時、本土から移設された。
 沖縄に米軍基地が集中しているのは必然ではない。
 その米軍基地をめぐって県と国が法廷で争うのは、1995年に当時
 の大田昌秀知事が米軍用地の強制使用に必要な代理署名を拒
 否して以来20年ぶりだ。この時も最高裁まで争われ、県側が敗訴
 した。だが、判事15人のうち6人は、アメリカ軍基地が集中する沖
 縄の負担の大きさを認め、軽減するためには政府の対応が必要
 だと指摘している。多見谷裁判長による今回の判決は、沖縄に米
 軍基地があることを疑わない、20年前よりも後退した「差別的判
 決」と言わざるをえない。

  翁長知事は会見の最後を「長い長い闘いになろうかと思う。新
 辺野古基地は絶対に造らせないという信念を持って、これからも
 頑張っていきたい」と締めくくった。だが、判決の当日、中央政界
 では、沖縄・北方相の鶴保庸介氏が訴訟について、「注文はたっ
 たひとつ、早く片付けてほしいということに尽きる」などと発言し、
 県民の感情を逆撫でした。一方、頼みの野党第一党も、民進党
 内極右を幹事長に据え「辺野古は堅持」「私はバリバリの保守」
 などと明言する人物が新代表に選ばれるようでは、お先真っ暗と
 言わざるをえない。         (野尻民夫)

この判決より前の9/15
伊波洋一参院議員、糸数慶子参院議員、上村英明教授の3名は
海外向け記者会見で「沖縄独立や沖縄自立を求める声が高まって
いる」と日本からの独立を示唆した。
琉球国になった場合のシュミレーションを徹底的に検討し、公表し
民意を問う時期にきている。

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1 コメント

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沖縄は独立琉球王国を (怒りを思う国民)
2016-09-18 19:56:56
三権分立の崩壊、バカにしてる本土国民、沖縄は独立して琉球王国をーーーー。日本国より中国となかよくーーーーバカな安部政権を相手にせず。安部のバカ、なんのため沖縄戦没者式典に参加してる。

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