まずブレーキペダルの高さを確かめます。
それも、ある強さの減速Gを出した時の高さを基準にして(つまり、ハードアタック中)
アクセルペダルの高さをまず求めます。
次にブレーキペダルとアクセルペダルの距離感をさぐります。
これでA,Bペダルの位置関係が“およそ”決まり、次はアクセルペダルの床からの高さ。
足裏に当たる角度、アクセルを踏み込んでいった時のタッチ、全開位置の足首の角度を
微調整(これが一番時間をとります)。
扱い易いポジションにアクセルペダルを置く作業は、空間の位置決めだから、
それなりに時間もかかるが、とても大切な作業。
そして忘れてはいけないのが、ドライバーの身長、靴のサイズに、“好み”(ドライビングスタイル)も
取り入れなくてはいけないこと。
今回は25,0~26,5cmサイズの靴の人なら、うまく合わせられるよう、ペダル全体の
高さに合わせて床面を改造した。
ついでにカカトの部分の滑り止めを貼って、仕事場のチューニングが完成。
ペダルパッドは全て純正の新品になった。
これでスッキリもしたし、足裏に適度なグリップが得られる頼もしいタッチになった。
ペダル回りなんて、少々扱いづらくても、それなりに乗りこなすのがうまいドライバーと
呼ばれる条件の一つかもしれないけど、扱いづらいものをそのままにしないで
扱い勝手を改善するのも大切なチューニングだと思っています。
オーダーメイドのペダルレイアウトにして、男の仕事場らしくなりました。
これで運転が“精度高く”楽しめそうです、きっと。
*アクセルペダルの裏面。ため息の出るデザインです。
まず基本に立ち帰る。
ペダルパッドってグリップがとても重要。
だからタイヤと同じで、使えば摩耗する・・・。
純正って良くできています。
気になりましたので
コメントさせてもらいました。
今の車は、アクセルペダル全部が
樹脂製品なのが多くなってます。
またDBWになり、リニアに反応しません。
どう対処されてますか?
>アクセルペダルの床からの高さ。
足裏に当たる角度、アクセルを踏み込んでいった時のタッチ、全開位置の足首の角度を
微調整(これが一番時間をとります)。
以前のブログで書いたように、エンジンの燃料の適合はベンチで行い、
アクセルペダルとセンサーは誰かが車に“適合”させた設計をするけど
運転席に座って車を動かした時に、どういった扱い勝手なのかの確認なんて
やってないでしょう、の車ばかりです。
おそらくそのことを言われているのだと思います。
欧州車も美國車もそんなイイ加減な仕上げのものは1台もありません。
ラジコンのステックを足で操作しているようなノーコン感覚は
MADE IN ○○○○○、オモチャですよ、はっきり言って。