日々是口実

たぶん、英語のことわざについての覚書…でも明日のことはわかりません

Familiarity breeds contempt

2008-03-30 16:46:06 | ことわざ
Familiarity breeds contempt.

【訳】《諺》親しさから軽べつが生まれる/なれ過ぎると侮られるようになる

上の訳は例によって英辞郎から。"familiarity"は「熟知、精通」や「親しみやすさ、親密性」などと訳されます。"contempt"は一般的には「軽蔑、侮辱、軽視」の意味。人は同じことを何度も何度も繰り返していると、それは次第に習慣となり、注意を怠るようになる傾向があります。人間の関係でいうと、親しさが度を越し、関係が当たり前になってしまうと、ついつい相手を軽く扱い、敬意や感謝の意などを表さなくなりがちだということ。これは上記の英辞郎の訳そのものといえます。

手持ちのことわざ集では、このことわざを説明するために"spiderman"の例を挙げています。といっても、このspidermanはSFコミックのヒーローではなく、鳶の職人さんのこと。職場は建設中のビルディング。足場を歩くのに慣れてしまったので、familiarity breeds contempt、ある日、足を踏み外し、落下して大怪我をしてしまいました。こちらでは、familiarityを「熟知、精通」、contemptを「軽視」ととっています。


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