07年4月1日の中級コースです。
スケジュールの都合で、4月末まで上級の日程が合わないので、しばらく中級への参加を予定しています。ということで、モーターサイクルショーをあきらめて中級に参加しました。
この日の担当はS田さんとM川さん。親子、貸切、中級の三グループで、当初予定されていたイベントが中止されたそうで、コース全面が使えることになりました。そして、ご参加20名のうち、上級参加経験者が7名、桶川中級初参加の方が2名だったので、コースも参加者も非常に幅広い構成となりました。
午前中から、使えるコースは全部使おうというイントラさんの配慮で、何と午前中は5番6番7番の満額回答のコースレイアウトです。上図は、全長1150メートル(推定)。私の時計で2分30秒近くかかる大変長いコースです。特に難しいところはなく、漫然と走れば走ったなりに終わってしまうレイアウトです。あえて技術的なポイントを指摘すれば、②⑨⑱の三つのコーナーがきちんと走ろうとすると難しさがあるコーナーでしょう。
こういうコースですと、仮にそれらの三つのポイントを上手に走ろうと考えても、例えば②から⑨に行くまでには30秒、⑨から⑱へは40秒くらい(推定)の距離がありますから、その三つのポイントだけ集中力を発揮するのは困難です。こういう場合には、細かいテクニックとか走り方のポイントを云々するのではなく、長い距離を連続して走るということに集中して、「いかに気持ちよく走り続けるか」を考えるべきでしょうね。
私にとっては弱点暴露。29日にお別れしたCB900と違って、CB1300では、広いスペースで速度を維持したままアクセルを開けるということができない自分を発見してしまったのでした。
午後は、2番に移動です。ここで、往きは間隔を変化させ、また若干のオフセットを取り入れた直線パイロンスラローム、戻りは比較的小さなオフセットパイロンスラローム。一部は29日の上級のような前後間隔4.5m、左右オフセット幅4.5mに近い細かいセクションを含みます。
参加者の幅はあったのですが、案外、皆さんしっかり付いてきて、スピードに差はあるものの、セパハン組、初参加組ともどもなんとか走り切るという結果になりました。S田さんが、様子を見て、パイロンを時々抜かしたり、直線を織り交ぜたりしながら走り続けるという趣向もなかなかのものでした。結果としてみると、当初に設定されたパイロンが一番厳しかったのですが、それでも最後まで楽しめました。
最後に用意されたのが、このコースです。3時の休憩の間にM川さんが頑張ってくれました。休憩の前に、次は市街地だとわかったので、M川さんに眼でサインを送ったのですが、それをM川さんが読み取ってくれてたのでしょう。今までに見たことも無いような素晴らしいコースレイアウトが作られました。M川さんが決断したのは、「走れる人はそのまま走る」、通りきれない人は「パイロンを飛ばしてもらおう」ということだったのです。
ですからコースの構成を考えると、一般に上級クラスで市街地と新コースを使うときには、市街地のコース内では道幅に対して制約パイロンを置いて細かくコースを設定し、新コースのセクションでは中速から高速のラインを滑らかに走るというコンセプトのレイアウトがある種の常識です。ところが、このコースは市街地は緩くして、新コースで細かいセクションを作っています。新コースで細かいセクションを作ると、当然ながらそれはパイロンの設定が細かいということであって、パイロンの周囲には広い空間をとることができます。ですから細かいセクションに不慣れな人でもパイロンの外側の空間を使って大回りすれば走りきることはできるわけです。それで本当に走りきれないところはパイロンを飛ばして走ればよいのです。
コース案内を始める時に「コースを作ったイントラから、是非伝えて欲しいと言われたことがあります。回りきれないところはスキップしてください」という異例のアナウンスがあったのでした。具体的に言うと⑤⑦⑨⑬のセクションですね。ちなみに⑦と⑬は間隔4mの直線パイロン3本および5本のセクションです。⑨から⑩のセクションも、前後長4.5m、オフセット幅4.5mくらいの細かいオフセットですからスキップしてもおかしくないところです。ただ、ここは周辺にスペースがありますから、大回りで逃げるということも可能ですね。
もし、細かいところをスキップして走ると下図の赤破線のようなコースになりますが、このコースでも「昨日の中級はきつい設定でね」とお友達に話してもおかしくないくらいです。
オリジナルを走りきれた人には、またとないチャレンジの機会だったのではないでしょうか。細かいところをパスした人でも、このコースは課題が満載なので、どう走っても楽しかったと思います。
②③および④⑤は二つのS字の組み合わせ。
⑭~⑮は段々振れ幅が大きくなっていくオフセット。
⑯⑰は、比較的旋回半径が大きな180度オーバーの深いUターンの組み合わせ。
これらも、かなり難しいセクションで、漫然と走っては、いけないところです。
初めての参加だった方は、たぶんこのブログは読んでおられないでしょうが、もし読んでいたらこの日のコースは中級では稀に見る難しさであっていつもこうだというわけではないとご理解ください。今回はちょっとショックを受けたかもしれませんが、普段はもっと易しいですから、是非また挑戦してみてください。
上級の細かいコースを走ってみたいけど、スピードには付いていく自信がないため上級参加をあきらめていた人にとっては福音の日だったでしょう。
M川さん、S田さん、ありがとうございました。
スケジュールの都合で、4月末まで上級の日程が合わないので、しばらく中級への参加を予定しています。ということで、モーターサイクルショーをあきらめて中級に参加しました。
この日の担当はS田さんとM川さん。親子、貸切、中級の三グループで、当初予定されていたイベントが中止されたそうで、コース全面が使えることになりました。そして、ご参加20名のうち、上級参加経験者が7名、桶川中級初参加の方が2名だったので、コースも参加者も非常に幅広い構成となりました。
午前中から、使えるコースは全部使おうというイントラさんの配慮で、何と午前中は5番6番7番の満額回答のコースレイアウトです。上図は、全長1150メートル(推定)。私の時計で2分30秒近くかかる大変長いコースです。特に難しいところはなく、漫然と走れば走ったなりに終わってしまうレイアウトです。あえて技術的なポイントを指摘すれば、②⑨⑱の三つのコーナーがきちんと走ろうとすると難しさがあるコーナーでしょう。
こういうコースですと、仮にそれらの三つのポイントを上手に走ろうと考えても、例えば②から⑨に行くまでには30秒、⑨から⑱へは40秒くらい(推定)の距離がありますから、その三つのポイントだけ集中力を発揮するのは困難です。こういう場合には、細かいテクニックとか走り方のポイントを云々するのではなく、長い距離を連続して走るということに集中して、「いかに気持ちよく走り続けるか」を考えるべきでしょうね。
私にとっては弱点暴露。29日にお別れしたCB900と違って、CB1300では、広いスペースで速度を維持したままアクセルを開けるということができない自分を発見してしまったのでした。
午後は、2番に移動です。ここで、往きは間隔を変化させ、また若干のオフセットを取り入れた直線パイロンスラローム、戻りは比較的小さなオフセットパイロンスラローム。一部は29日の上級のような前後間隔4.5m、左右オフセット幅4.5mに近い細かいセクションを含みます。
参加者の幅はあったのですが、案外、皆さんしっかり付いてきて、スピードに差はあるものの、セパハン組、初参加組ともどもなんとか走り切るという結果になりました。S田さんが、様子を見て、パイロンを時々抜かしたり、直線を織り交ぜたりしながら走り続けるという趣向もなかなかのものでした。結果としてみると、当初に設定されたパイロンが一番厳しかったのですが、それでも最後まで楽しめました。
最後に用意されたのが、このコースです。3時の休憩の間にM川さんが頑張ってくれました。休憩の前に、次は市街地だとわかったので、M川さんに眼でサインを送ったのですが、それをM川さんが読み取ってくれてたのでしょう。今までに見たことも無いような素晴らしいコースレイアウトが作られました。M川さんが決断したのは、「走れる人はそのまま走る」、通りきれない人は「パイロンを飛ばしてもらおう」ということだったのです。
ですからコースの構成を考えると、一般に上級クラスで市街地と新コースを使うときには、市街地のコース内では道幅に対して制約パイロンを置いて細かくコースを設定し、新コースのセクションでは中速から高速のラインを滑らかに走るというコンセプトのレイアウトがある種の常識です。ところが、このコースは市街地は緩くして、新コースで細かいセクションを作っています。新コースで細かいセクションを作ると、当然ながらそれはパイロンの設定が細かいということであって、パイロンの周囲には広い空間をとることができます。ですから細かいセクションに不慣れな人でもパイロンの外側の空間を使って大回りすれば走りきることはできるわけです。それで本当に走りきれないところはパイロンを飛ばして走ればよいのです。
コース案内を始める時に「コースを作ったイントラから、是非伝えて欲しいと言われたことがあります。回りきれないところはスキップしてください」という異例のアナウンスがあったのでした。具体的に言うと⑤⑦⑨⑬のセクションですね。ちなみに⑦と⑬は間隔4mの直線パイロン3本および5本のセクションです。⑨から⑩のセクションも、前後長4.5m、オフセット幅4.5mくらいの細かいオフセットですからスキップしてもおかしくないところです。ただ、ここは周辺にスペースがありますから、大回りで逃げるということも可能ですね。
もし、細かいところをスキップして走ると下図の赤破線のようなコースになりますが、このコースでも「昨日の中級はきつい設定でね」とお友達に話してもおかしくないくらいです。
オリジナルを走りきれた人には、またとないチャレンジの機会だったのではないでしょうか。細かいところをパスした人でも、このコースは課題が満載なので、どう走っても楽しかったと思います。
②③および④⑤は二つのS字の組み合わせ。
⑭~⑮は段々振れ幅が大きくなっていくオフセット。
⑯⑰は、比較的旋回半径が大きな180度オーバーの深いUターンの組み合わせ。
これらも、かなり難しいセクションで、漫然と走っては、いけないところです。
初めての参加だった方は、たぶんこのブログは読んでおられないでしょうが、もし読んでいたらこの日のコースは中級では稀に見る難しさであっていつもこうだというわけではないとご理解ください。今回はちょっとショックを受けたかもしれませんが、普段はもっと易しいですから、是非また挑戦してみてください。
上級の細かいコースを走ってみたいけど、スピードには付いていく自信がないため上級参加をあきらめていた人にとっては福音の日だったでしょう。
M川さん、S田さん、ありがとうございました。
私のジムカーナサイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
紹介記事は
http://jimcarna777.blog98.fc2.com/blog-entry-35.html
です。
これからもよろしくお願いいたします^^
次は22日と28日に取って居ますが、これ級のコースになると良いな・・・
更新を楽しみにしておりました。(笑)
午前中、②は進入速度を上手く残すことが出来ず、手前で一回アクセルを入れるような感じになり、しっくりきませんでした。
⑱は最後のパイロンまで1つのコーナーと考えて回ってみたのですが、やはり②と同じように進入から速度コントロールが難しかったです。何気に苦戦しておりました。(汗)
午後の最初のコース、オフセットスラ地獄で自分がオーバーヒートし、2回ほど休憩を入れてしまいました。
@sushiさんは休むことなく伸び伸び走っておられましたね。さすがです。
最後のコース、通れないということはありませんでしたが、やはり⑦は苦戦しました。
しかし、普段の中級では味わえないコースで非常に楽しかったです。(笑)
細かさが苦にならないのであれば、一度味わってみるというのもよろしいかと‥‥‥‥。
yasu_riderさんのコメントを見て気が付いたのですが、午前のコースの解説で⑱と書くべきところを⑰としていたことに気が付き、今訂正しました。
そうです。⑰は普通のUターンで、難しいのは⑱の方です。おっしゃるとおり②と⑱は倒し込みを開始する場所とその時の進入速度を色々工夫しないといけないところです。
午後1のコースも結構タフでしたね。あれでも皆さん、あまりパイロンを倒すことなく走っていたのは立派です。
>しかし、普段の中級では味わえないコースで非常に
>楽しかったです。(笑)
その通りですね。この日参加した人はやっぱり得をしましたね(笑)
そろそろ一度、CB400で最後尾で走らせて戴こうかなぁ・・。
5月にチャレンジしてみます。
中級を受講して4月1日で丸1年になりました。最近は、月に一度くらいの割合で中級に参加しています。
この日のコースは、細かいコースもあり朝から夕方まで非常に楽しく気持ちよく走ることができました。
午後一の直スラのコースは、休憩なしで走ったせいかかなりしんどくて腕がパンパンになってしまいましたが、最後のコースは気持ちよく走ることができて楽しかったです。
最後のコースでS田さんから「CB900ホーネット今日が走り収めですよ」と言われてジーンときてしまいました。
昨年の10月頃750から900に乗り換えて走ってきてようやく慣れてきたので非常に残念でなりません。
最後、ガソリンの噴水シャワーをホーネットとTさん共々浴びてしまいましたが、いい思い出になりそうです。(帰りの車の中は、ガソリン臭かったですが・・・)
暫く中級コースには、参加できませんが、また今回のようなコースで練習してスキルアップができたらいいなと思います。次回参加より無謀?にもCB1300で練習する予定なので今から怖さ半分、ワクワクドキドキ気分です。
上級の方々はレプリカであのコースを走るのですからそれはそれで凄いことですね、私は何時になるやら・・・?
中級には20回近く通っていますが、あんなに走り甲斐のあるコースは初めてでした。ただ、不慣れな方には長すぎたようで、AMコースではバリアブルに入るパイロンを間違えておられて、外周の第4コーナーで正面衝突するのではないかと後ろから見ていて多少心配でした。
PMコースは最初のS田さんの訓示?警告?に少しヒビリましたが、本当に面白かったです。
課題のアクセルワークは②④⑦でボロが出て、気持ち良く回れませんでした。特に細かく切り返して⑦の最後を回る時にどうしても失速気味の小回りとなってしまい、何時までたってもリヤが進行方向に向かずなかなかスロットルを開けられないもどかしさのまま終わってしまいました。
⑨~⑩、⑫~⑯は今取り組んでいる進入角・進入速度の大小に関わらず常にパイロンの第3角真横をリヤを立てて通る、という練習にはピッタリでした。いろいろ試して楽しかったです。
M川さんのデモは途中でS田さんに遮られてしまいましたが、もっと見たかったです。
最後のガソリンシャワーはハプニングでしたね!CB750や900を車庫に入れなくてもよい、と言われたときに一抹の寂しさを感じたのは私だけでしょうか?
各車お疲れ様でした、と心の中で声をかけてあげました。
>この日のコースは、細かいコースもあり朝から夕方
>まで非常に楽しく気持ちよく走ることができまし
>た。
本当に走り応えのあるコースだったと思います。
>午後一の直スラのコースは、休憩なしで走ったせい
>かかなりしんどくて腕がパンパンになってしまいま
>したが、最後のコースは気持ちよく走ることができ
>て楽しかったです。
午後の直スラ+オフセットのコースは力技の設定でしたね。疲れるけど楽しかったですよ。
>最後のコースでS田さんから「CB900ホーネッ
>ト今日が走り収めですよ」と言われてジーンときて
>しまいました。
私もホネ9にはたくさん思い出をいただいたので本当に残念です。これからは気持ちを切り換えて1300アンド750にお世話にならないといけません。
それはそれで、楽しみですが‥‥‥‥。
また、ご一緒しましょう。
>⑨~⑩、⑫~⑯は今取り組んでいる進入角・進入速度
>の大小に関わらず常にパイロンの第3角真横をリヤを
>立てて通る、という練習にはピッタリでした。いろ
>いろ試して楽しかったです。
このコースでは⑦が一番きつくて芝生に飛び出しそうだし、そういう意味でハイライトが当たるのですが、⑨⑩と⑭⑮も非常に渋い課題のある設定になっていましたね。コーナーの性格によってアプローチを調整していくというのは非常に精確な操作を要求されます。
何というか、一回だけの使い捨てではもったいないようなれいあうとでしたね。