会津八一に関するブログ 174
五言絶句と和歌 2010・4・7(水)
八一は唐の漢詩から歌を作り、鹿鳴集で印象として9首発表している。引用歌は唐の詩からなのに、彼が思慕する良寛の雰囲気が漂ってくる。
印象(第7首) 解説
やま ふかく くすり ほる とふ さすたけ の
きみ が たもと に くも みつらむ か
(山中深く薬草を採集していると言うあなたの袂は
湧き立つ雲があたりに満ちて、しっとりと濡れているだろう)
隠者を訪うて遇わず 賈島
松下問童子 (松下に童子に問へば)
言師採薬去 (言く、師は薬を採りて去れり)
只在此山中 (只だ此の山中に在らん)
雲深不知処 (雲深くして処を知らずと)
五言絶句と和歌 2010・4・7(水)
八一は唐の漢詩から歌を作り、鹿鳴集で印象として9首発表している。引用歌は唐の詩からなのに、彼が思慕する良寛の雰囲気が漂ってくる。
印象(第7首) 解説
やま ふかく くすり ほる とふ さすたけ の
きみ が たもと に くも みつらむ か
(山中深く薬草を採集していると言うあなたの袂は
湧き立つ雲があたりに満ちて、しっとりと濡れているだろう)
隠者を訪うて遇わず 賈島
松下問童子 (松下に童子に問へば)
言師採薬去 (言く、師は薬を採りて去れり)
只在此山中 (只だ此の山中に在らん)
雲深不知処 (雲深くして処を知らずと)