会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1260

2016-11-25 20:05:15 | Weblog
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五言絶句と和歌 2010・4・7(水)

 八一は唐の漢詩から歌を作り、鹿鳴集で印象として9首発表している。引用歌は唐の詩からなのに、彼が思慕する良寛の雰囲気が漂ってくる。

  印象(第7首)    解説

   やま ふかく くすり ほる とふ さすたけ の 
        きみ が たもと に くも みつらむ か  
 

       (山中深く薬草を採集していると言うあなたの袂は
        湧き立つ雲があたりに満ちて、しっとりと濡れているだろう)


  隠者を訪うて遇わず  賈島

      松下問童子   (松下に童子に問へば)
      言師採薬去   (言く、師は薬を採りて去れり)
      只在此山中   (只だ此の山中に在らん)
      雲深不知処   (雲深くして処を知らずと)

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