会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1427

2017-05-22 20:07:34 | Weblog
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激減する猿沢池の柳 2013・3・22(金)

 報道によると「1980年代半ば、緑のすだれが隙間なく囲んでいるように見えた奈良公園・猿沢池のシダレヤナギが枯れて3分の1に激減した」とある。いろいろ対策をしているが、めぼしい効果が今のところないそうだ。
 あの有名な「衣掛柳」も枯れて、新たに植えられたようだと言う。この柳だけは無くなって欲しくない。 
 天皇を思慕する采女が寵愛が薄れたのを悲しみ、つらさに堪えかねて猿沢池に入水自殺をした時に衣をかけた柳は会津八一にとっては記念すべき柳だった。失恋の痛手を胸に秘めて、28才の八一が初めて訪れた奈良で詠んだ思い入れの深い柳であるからだ。

 猿沢池にて   解説

  わぎもこ が きぬかけ やなぎ みまく ほり 
        いけ を めぐり ぬ かさ さし ながら    

   (吾妹子が衣掛け柳みまくほり池をめぐりぬ傘さしながら