関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

24年前に購入した6~10畳用石油ファンヒーターが、ついに!この冬で臨終か? 点火も絶え絶え、まさに〝虫の息〟状態に……。

2015年12月20日 | 日記
ほぼ1年前、古い冷蔵庫を故障と誤認(早とちり)しないための心得なるモノを、長尺ツイート風に"日記した"ワタクシめですが。 その、バブル華やかな当時に買った、わが部屋の(1人世帯用)2ドア冷凍冷蔵庫は 今も元気に♪働いております。

ちなみに、この暮れの経済ネタのひとつでもあるTOSHIBA製 白物家電』の子孫のひとり、でございます。

冷蔵庫としちゃ「ご隠居さん」レベルの年代ですが、まさか壮年を迎えて「生家」が海の向こうへ身売り? なんて哀しい噂に触れようとは、彼も微塵だに予測しなかったでしょう。 バブル時代の東芝は他社同様羽振りが良く、経営が傾いた「ニッポンのIT系ベンチャー」ソード社を吸収する…なんてニュースも当時、ありましたっけ。 余談ですが(ベンチャーったら)、98年には《一太郎》のジャストシステムをSONYさんが傘下に?なんて局面も囁かれたモノの… 嗚呼、TOSHIBAもSONYもナンたる凋落か。 今や、ご本家のブランドにさえ隅々に煤が目立つご時勢です。

さあ、そんな21世紀の某歳末。 わたしの部屋で異状を訴えだしたのは、これまた長年連れ添ってきた石油ファンヒーター君!です。

ここ2年ほどは、季の使い初めに数回、点火に手間取る…という兆候を見せてはいたのですが、ついに(何度 試みても)まったくバーナーに着火しなくなってしまいました。 まァ根っからの貧乏性で、いつも寒さのギリギリまで"登板を待ってもらう"オーナーでありますので、イザ頼る気になったときに「実は使えなかったコトに気づく」というのは^^;マコト、背筋の芯を悪寒に撃たれる想い。

さっそくネットでググれば、旧いヒーターが「着火しないで白煙を吐くだけ」というのは、「経年の必然的な帰結症状で、フツーは分解掃除すれば直る」レベル。 面倒がらずフタさえ開けりゃ、故障の範疇には入らないコトが大半らしい。

 …で、さっそく分解。 

それで気がつきましたが、このコロナ製品。 かのジョブスさんが、このヒーター発売の8年後1999年に(奇しくも!)得意満面でプレゼン披露した新商品《PowerMac G3》 の〝イージーアクセス〟をも彷彿とさせる、なかなかの「バラし勝手を考慮した組み立て設計」だったのですよ。

ようつべ投稿で同様な「セルフ修理」を指南する動画を見ると、たいていの家庭用ヒーターは"意地の悪い"構造で、バーナーのある燃焼室内を開放させるのに、徹底的にバラバラに(まさに『分解』)しなきゃならん、みたいな話をしています。

 …が!!?

ナンとこの機種は、「炉心をムキ出しにするまで、ネジ7本ハズすだけ」!!

めっちゃ簡単^^ なのです。 具体的には、本体両サイドの2本の大ネジを外すだけで前面パネルが ぱか~んと外れ【添付画像: 上】、背面の送風ファン周りの5本の中ネジを外すだけで、燃焼室のフードが ごそっ!と抜き取れます【添付画像: 下】

おォ、スゴいスゴいっ♪ と歓喜に目を細めつつ、「楽勝じゃん」とバーナー部の焦げ着きをクリーニングしました。

が、…いや、甘く見てましたね。 やはり着火してくれません。 フードを取ったまま着火テストしてみると、しっかり点火ロッドから火花は飛んでおります。

どうやら、わたしの場合は灯油を気化供給する側の不調らしい、っつコトが判明しました。 濃度が薄くて燃えない。 これすら、送油パイプやらノズル系統までバラして洗浄し、詰まりを?除けば直るかも、って話ですが……いや、さすがにその一線は、機械いじりを趣味としない自分にはハードルが高すぎる。 オイルに塗れる自動車整備士さんとかなら、どってコトないDIYなんでしょけどねえ。

 …で。

万策尽きて、いろいろ"噴射濃度を高める手立て"はないかと試みたところ、ひとまず、バーナー部を下、暫定オイルタンクを上に…つまり本体を向かって左に傾げてやる【添付画像: 上】と、おそらくは重力の助けで含油量が増え?、安定的にバーナー着火&燃焼するコトがワカりました。

まァしばらくは、これで寒さをしのぐ、っきゃ ありません。 トホホです。

歳末か正月に、おNEWのファンヒーターを買うコトになりますな。 さすがに、これで通してたらアパートごと燃しかねん(苦笑)。 お値段はこのクラス、ざっと1万円。 つまり、修理屋の基本出張料金=新品の本体価格ですし。 棄てろ棄てろ、買い替えろ、って世間の大合唱が耳元で鳴り響いてますわ。 

今の中高生にしたら、身の回りの自転車しかり。 スマホしかり───こーゆう使い捨てが至近な日常に常態化する一方で、きょうびの「リサイクル思考、エコ発想」っておまじないだけ唱えられてもなあ。 あのプリウスにして、はや4代目で、性能グンと向上してるから買い替えろ?みたいな脅迫大作戦が「さも得意げに」始まってますでしょ?

もはや300%不可避の、現実たる高齢化社会を乗り切るには、財源(税収)UPにも物理的な限界(← 海外移民をドドっと受け容れ、日本人自身を入替えてしまう、とかでもしない限り)。 そこは結局、スローな消費様式や経済減速も(少しでも、民族の滅びが軽いうちから)許容しなきゃならんのと違います? ホント今も駆け足してる人たち、いったいナンなんだろな、って……傾きながら威勢よく燃えるバーナー見てて思いますねえ。




コメント
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