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版画家 彫刻家 浜田知明95歳のメッセージ 日曜美術館

2013-08-04 23:16:04 | 美術(日本)
   全然お名前も知らない人だと思いながら観はじめて、驚きました。
  版画も彫刻も素晴らしい、こういう彫刻だったらいいなあと、でもそれどころで
  はなかったのです。きれいな版画もよくみれば、それは残酷な、もう目をそらし
  たくなるものも、そこまではとても載せられません。
  
  
  浜田知明(ちめい)さん 1939年(昭和14)、東京美術学校を卒業、お話の
  聞き手は東京芸術大学名誉教授で銅版画家の中林中良さんでした。
  浜田さんはボールペンで銅板に緻密な絵を描いていらっしゃいました。

   日本ではあまり名を知られていない浜田さんですが、外国ではよく知られてると
  か昨年11月から今年2月までニューヨーク近代美術館で開催された戦後の日本前
  衛作家展にも展示されたそうです。
  
  
   ニューヨーク近代美術館前の光景です。
   
   各地でのポスターです。ロンドン・ウィーン・フィレンツェ(ウフィツィ美術館)↓ 
     
   この絵は自分に向って銃口を当て、足で引き金を引こうとしています。
    
    上の部分を大きくしました。喉元に銃口を当て大きな目と涙、心を
    揺さぶられます。
   
   初年兵として軍隊に入った話、つらい軍隊生活、それを写生していた。
   
   いかにもありそうな光景、蠢く死の商人たち。
   
   香月泰男さんを思い出させる絵です。でも空にうかぶ巨大なものは、ゆがんだ
   太陽なのだそうです。
   
   《初年兵哀歌シリーズの中の風景》
   
   初年兵、自分は芋虫になった気がした、ピンを刺されなんでも言うことを聞く。
   今は亡き大正生まれの兄や夫、大学を卒業して2等兵として入隊しています。
   いったいどんな生活だったのかしら。   
   
   画家だった方はみんな当時のスケッチをしていたのでしょう。密かに
   どんな思いで、ー観ていると胸が痛みます。
   
   こんな素敵な絵とつくづく眺めていると、あぁっ、戦争中の絵だと身が引き締
   まります。
      浜田知明さん
   
   中林中良さん 窓辺に好きな彫刻作品が飾ってあります。まだまだつくり続けて、
   自画像でなく自刻像と言えるようなものとか。

   浜田知明さんの作品は、今も住んでいられる郷里、熊本の美術館で四季に分けて
   展示されているそうです。

  この放送は8月11日よる8時再放送されます。
  日曜美術館のホームページはこちらです。
  
  
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Unknown (oki)
2013-08-06 21:38:51
浜田さんの展覧会は、町田の国際版画美術館なんかで拝見しました。
そう、少年兵哀歌でしたっけね。
戦争を知っている世代は戦争についてどんどん発言してほしい。今日は8/6ですし。
江戸博チケット来ましたので、サントリー等と送りますね。
Unknown (すぴか)
2013-08-08 00:08:38
okiさん こんばんは。
浜田さんの絵ご覧になられてたのですね。
あの人の銅版画ってすごい、実物観たいけれど、
熊本では、そのうちどこかでやってくれるでしょう。
原爆記念日、やっぱり考えさせられました。
今週は清川教室あるので、その準備というか、
忙しくしてました。
いろいろとありがとうございました。

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