まっくすです。
5/1に行われる天皇賞(春)の出走メンバーを見てみます。
アドマイヤデウス(阪神大賞典3着)
アルバート(日経賞4着)
カレンミロティック(阪神大賞典着外)
※キタサンブラック(大阪杯2着)
※ゴールドアクター(日経賞1着)
※サウンズオブアース(日経賞2着)
サトノノブレス(中日新聞杯1着)
※シュヴァルゲラン(阪神大賞典1着)
タンタアレグリア(阪神大賞典2着)
トゥインクル(ダイヤモンドステークス1着)
トーセンレーヴ(京都記念着外)
※トーホウジャッカル(阪神大賞典着外)
ファタモルガーナ(ダイヤモンドステークス3着)
ファントムライト(中日新聞杯2着)
※フェイムゲーム(ダイヤモンドステークス2着)
マイネルメダリスト(阪神大賞典5着)
ヤマニンボワラクテ(福島民報杯3着)
レーヴミストラル(京都記念着外)
除外対象
マドリードカフェ
おそらく、※印の付いた馬が、人気してきそうな馬達になります。()内に書いているのが、前走の成績となります。
前走の成績を見ていてですが、一番メンバー的に揃ったのは、日経賞ですね。ここでは有馬記念勝ち馬ゴールドアクターが、力を見せて快勝しました。1番人気はおそらくこの馬でしょう。ただ、2着のサウンズオブアース、3着のマリアライトとはそんなに差のない競馬だったので、ゴールドアクターの独壇場とまではならないかと思います。残念ながら、3着マリアライトは目黒記念に向かうようですが、サウンズオブアースが出走してきます。実質的には日経賞1,2着をピックアップしておけば良いかなと思います。4着のアルバートは、日経賞を見る限り、1,2着馬からは力的に及ばないかなという気がします。
例年メンバー的に揃うはずの阪神大賞典ですが、今年はかなり小粒なメンバーでした。その中では勝ち馬シュヴァルゲランが見事な競馬を見せました。メンバーの低さに恵まれた点は大きいですが、勝ち方に余力があったので、評価はしていいと思います。そのシュヴァルゲランに完敗した2着馬以下の馬は「必要ない」という判断で良いと思いますが、1頭だけカレンミロティックだけには注意が必要かなと思います。前走は慎重に逃げすぎてしまい、しまいの競馬になってしまいました。この馬としては「高速決着」より「我慢比べ」の方が向いていると思いますし、昨年の天皇賞(春)のような競馬になれば、チャンスがあると思います。単にカレンミロティック自身の力が衰えた可能性もあるのですが、鞍上も池添Jに戻ったようですし、ハイラップでいけば、上位に残る可能性があると思います。人気も落ちるでしょうし、狙いの1頭になり得ますね。
そして、大阪杯2着のキタサンブラック。結果は勝てませんでしたが、やられた相手(アンビシャス)が悪かったことを考えると、悲観する内容ではありません。距離の3200Mが不安視されますが、脚質に自在性もありますし、こなす素地はあると思います。ただ、馬券的に「中心視するのは怖い」気持ちは大きいです。潜在的に距離が向くとは思っていませんし。
有力どころは
ゴールドアクター
サウンズオブアース
シュヴァルゲラン
キタサンブラック
この4頭あたりでしょうか。どの馬も順調に来ていますし、上位争いする可能性は高そうです。これら4頭に絞って考察してみます。
ゴールドアクター
昨年の有馬記念で嬉しいG1初制覇。3歳時からクラシックで何気に好走(菊花賞3着)していたのですが、思ったように使えず、昨年のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。その余勢をかって挑んだ有馬記念では、吉田隼Jの巧みな騎乗もあり見事に勝利。休み明けの日経賞でも勝利を挙げ、勢いだけで勝った馬ではないことを証明。京都コースは菊花賞で経験済み。3200M自体は初めてになりますが、長距離ばかり使われていることからも、3200Mの距離は全く問題ないと言っていいでしょう。調子も上がってきていますし、輸送で思った以上に馬体が減らなければ、好勝負必至と見ます。連軸で考えるなら、この馬が1番かもしれません。
サウンズオブアース
なかなか勝てないレースが続いています。G1 2着2回、重賞も常に上位の着順を取っておきながら、実はこの馬、まだ「2勝馬」なのです。この勝ち味の遅さは致命的ですが、常にいい脚を繰り出していますし、大崩れはありません。今年も日経賞2着と安定した競馬を続けております。菊花賞2着時は高速リンクに助けられたところはありますが、京都の馬場は得意な方でしょう。末脚がキレる馬だけに、雨が降った時に末脚が鈍らないかが心配です。多少の雨なら大丈夫でしょうが。あとは、鞍上が藤岡Jになってどういった競馬をするかが大いに興味があります。サイン的にはこの馬を推しており(?) 個人的にもこの乗り替わりは不気味です。(デムーロJなら、馬券的に「斬り」を考えていました。。)
シュヴァルグラン
前走の阪神大賞典は鮮やかでした。まさにこの馬に勝ってください…という展開の流れ、それに乗じて勝った感は否めませんが、それでも最後の脚は駄馬では使えない脚だったので、力を付けてきたのは事実でしょう。ただ、人気があまりにするようなら嫌いたい馬です。未知数なだけに、京都3200Mは微妙だと思います。もちろん阪神3000Mをこなしたのだから…というのはあるかもしれませんが、相手も軽かったですし…。有力馬の中では全くアテにできない馬が、これになります。
キタサンブラック
内容的に一番よかったのは、この馬でしょう。逃げを打ったのも完璧、ペースも完璧、勝つべきレースはしたのですが、相手が悪かっただけですね。前走みたいなキレ味を生かす競馬よりは、乱戦を捌く方が合っているのかなという印象です。脚質に自在性があり、操縦性が高そうです。ここでも一枚上手でしょうし、スンナリ競馬が出来れば、自在性がある分、この馬に有利に働くのではないかと思います。勝ち負けは十分でしょう。
この4頭の他にも伏兵視できる馬もいますので、少し見ていきたいと思います。
フェイムゲーム
私が最大の惑星と思っているのは、この馬です。昨年と同じローテーション。3200Mの距離適性は、この馬が一番あると思っています。昨年の天皇賞(春)がベストパフォーマンスを見せています。昨年と比べると勢いは落ちているかもしれませんが、力自体は衰えていないと思います。鞍上ボウマンJ起用がどのようになるのか、非常に楽しみでもあり不安でもあります。なぜなら、この馬に◎を付けるつもりだからです(爆) 変に人気しないだろうかという不安がめちゃくちゃデカいです。勝負するのにオッズが想定よりかなり安いなんて、気分が萎えますからね(苦笑)
トーホウジャッカル
2年前の菊花賞以来、この馬らしい走りが出来ていないトーホウジャッカル。昨年の天皇賞(春)なら◎がいくつ並んでもおかしくない馬ですが、今年はおそらくそんなに人気はしないでしょう。京都の長距離はベストとも思え、フェイムゲーム同様このコース、この距離でこそ激走してくる可能性が十分あります。あとは、この馬の走りが取り戻されているかどうか…昨年の札幌記念、今年の大阪杯を見る限りは、「馬体が緩かった」ので、その辺がシャープになった時、激走のサインかもしれません。今回は人気的に買える要素は大きいですが、あとはこの馬の調子がどれだけ上がるかにかかっていると思います。
トゥインクル
前走のダイヤモンドステークスでフェイムゲームを破って重賞初制覇。内容も着差以上の圧勝で、最大の惑星はこの馬ではないかという人もいるぐらいかと思います。正直なところ、今年はそんなにレベルの高い馬はいませんし、少しまぎれればこの馬にもチャンスがあると思っています。道悪は本来得意な部類ではなかったように思いますが、前走の走りを見る限り、問題なさそうです。強い相手と戦っていないことが未知なのですが、フェイムゲームに差をつけて勝っている内容からすると、そんなに気後れはしないかと思います。シュヴァルグランも同じような形で重賞初制覇を果たしていますが、この馬との人気のバランスから考えて、おそらくトゥインクルを買うのは悪くないのかなと思います。調子は上がってきそうですし、波乱の使者となってもおかしくありません。
タンタアレグリア
常に「この馬の競馬」はできています。しかしながら、勝ち馬とは一歩足りないね…という内容ばかりなので、勝ち負けは苦しいと思います。距離は問題ないと思います。相手なりに走るタイプなのか、それとも前走のレベルが低かっただけなのか…。今回もそんなにレベルが高いと言えない舞台でどれだけの競馬が出来るでしょうか。個人的にはあまりこの馬に対して「強い」と思ったことがないので斬りますが、相手なりのキャラであれば、2,3着はあるかもしれません。
レーヴミストラル
京都記念の惨敗の要因が何だったかは分かりませんが、日経新春杯の競馬は鮮やかでした。距離が長くなることは問題なく、京都コースも問題はないはずです。道悪になれば少しマイナス材料になり得ますし、追い込みの競馬に賭ける競馬であればリスクも背負います。それでも日経新春杯で見せた脚は相当でしたし、一発脚を見せてもおかしくありません。人気がないなら押さえても損はないと思います。
これぐらいでしょうか。他にもステイヤーズステークスの勝ち方が鮮やかだったアルバート、昨年3着で地力上位のカレンミロティックなど、探せばきりがないですが、ここらで締めるとします。
さて、私の本命は、ご存じの通りフェイムゲームです。昨年と比べると臨戦過程が悪いですが、その分相手関係は楽になりました。前走のダイヤモンドステークス2着の内容も、ハンデを背負っての競馬にしては伸びていますし、悲観する内容ではなかったように思います。昨年の覇者ゴールドシップが不在、3着のカレンミロティックがやや精彩を欠くなかで、フェイムゲームの力が衰えていないことは確認できたので、正直なところこの馬以外の何を◎にするんだぐらいの強い気持ちでいました。しかし…鞍上ボウマンJになった瞬間、嫌な気持ちがしています。「ボウマン騎乗により、下手に人気するのでは?」「いつもと違う競馬をしたがために、あっさり負けるのではないか?」という不安です。ボウマンJでなく日本の中堅Jだったら、単勝20~30倍ぐらいはつきます。北村Jだったとしてもそれぐらいは付いていたと思います。それがボウマンJになると10倍切る恐れもあるんじゃないか?そうなると、私が思っている「オッズのおいしさ」に当てはまらなくなるばかりか、テン乗りという「リスク」を考えなければならないですので、こいつで大勝負!という訳にはいかなくなりました。それでもボウマンJで不満はないですし、より良い騎乗をしてくれるだろうことを信じて◎は変えずにいこうと思います。ゴールドアクター・サウンズオブアース・キタサンブラックの3頭が相手候補。穴なら、調子が戻ればトーホウジャッカル、人気はしなさそうなトゥインクル、良馬場なら弾けても良いレーヴミストラル、前で粘り切る競馬をするだろうカレンミロティックあたりが押さえになるかなと思います。印は、下記な感じで。
◎フェイムゲーム
○ゴールドアクター
▲キタサンブラック
★サウンズオブアース
△カレンミロティック
△レーヴミストラル
△トゥインクル
△トーホウジャッカル(調子が戻っていれば)