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ねり竹肉巻き

2016年09月29日 10時37分49秒 | 島料理/島の幸
日曜の夜に持ち寄りの飲み会があり、三品作りましたのでご紹介します。(^^)/


ねり竹肉巻き

(またネリ竹かよー)(またネリの肉巻きかよー)とお思いの皆様、誠にすみません。
わたくし、新しい八丈島の郷土料理をひとつずつ完成させていきたいと思ってます。
夏に観光のお客様がたくさん来島して、「八丈島の郷土料理が食べたい」
と言われるのですが、八丈島の郷土料理ってそんなにたくさんないんですよ。
みんなで少しずつ八丈島の新しい郷土料理を開発していきませんか?

八丈島の夏の特産品であるネリは感動的においしくて、
生で味噌をつけて食べても、刻んでおかかをかけても、おひたしでも、
すりおろして納豆みたいにご飯にのせても、普通の天ぷらでもおいしいのですが、
肝心なネリが高いのです。今夏は値段下がらないまま終わりそうです。(?)
これ、あさぬまのせいではありませんから、お許しください。

そこで、ネリのかさ増し料理を提案していきたいのです。
少しのネリで大勢が楽しめるネリ料理を今夏はずっと考えてました。
ネリを竹輪にさして揚げる「ネリ竹天ぷら」は理想的なかさ増し料理ですが、
若い人達へのアピール度を考えると、やはり肉系がほしいのです。
それで「ネリの肉巻き」を作りました。ただ、あまりかさ増しにはなりません。



だから、ネリを竹輪にさして更に肉で巻くという超かさ増しをやってみました。
どこかで竹輪にチーズをさして肉で巻くという料理を見かけたからです。
(これもおいしそうですよね。やってみてくださいね)



巻き止めはしなくても大丈夫です。巻き終わりを下にして油で焼きます。
ポイントはきつく巻かないこと。加熱すると竹輪がふくらむので、
押されてネリが出てきてしまいます。ぎゅっと巻かないでそっと巻きます。



生のネリをさしてあるので、フライパンに蓋をしてよく火を通します。
転がしながら全面をよく焼き、キッチンペーパーで脂を拭きとります。



酒、オイスターソース、醤油、砂糖を合わせておいたタレを入れて絡めます。
水分が飛んで、照りよく焼けたら出来上がりです。



超ボリューミーな一皿が完成しました。少しのネリで大勢が楽しめる一品です。
夏に親戚や子どもが大勢帰省して、友人知人、来島客が多くて、
島のものを食べさせてあげたいけどお財布は苦しいときに重宝する一品です。
甘辛のお肉ともちもちした竹輪とネリの風味がとってもおいしいですよ。

今夏は、この「ネリ竹肉巻き」を課題提出品とします。(自分への)
これからも新しい八丈島の郷土料理を考えていくことをライフワークにしたいと思います。


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