カナダでのんびりらいふ

毎日のこと。感じること。

ひらがなの文章を読むこと

2010-06-08 | 日本語教育

日本語の読み書きの「読み」を習得する上で、

1、ひらがなが一文字ずつ読める

2、単語を読む →何を意味するかを理解する

3、文章を読む →意味を理解する

こういう3段階があると思います。
日本在住だったり、日本語で育っているお子さんは、
各ステップは割りにさっさとクリアして行かれるのではないかと思いますが、
すぬたの場合は、各段階からのステップアップに非常に時間がかかっています。

海外在住であり、生後1歳から英語の保育園で終日過ごし、
絶対的に日本語に触れる機会の少ないすぬたですから仕方ないとは思いつつ、
なんとか「簡単な文章の読み書きができるようになる」を
当面の目標としてがんばっています。

でも、現実としては、ほぼひらがなは読めるのに(濁音拗音含めて完璧じゃないですが)、
読めそうな簡単な文章でも読もうとしません。間違うことを嫌い、読んでも意味がわからないことから
読むことがいやなようです。

かろうじて、一年生の教科書の扉にある詩は、読みました。
意味はわかってませんが。


で、先週、Sweet Heart 世界子育てネットという海外在住者の集まるサイトの掲示板で
見つけたQ&A。

日本語の学習方法というトピックにて、

あいうえおの本を読ませるといい、というようなアドバイスがありました。

なるほど。

文章は3行ほどで短く完結し、わかりやすい絵もついてるので、理解の助けにもなるかも、と
早速試してみました。

我が家にあったのは、姉にもらった2冊。

まずは、文章の短い方と思い、こちらから。








非常にたどたどしいし、まだ間違いも多いのですが、
なんと読もうとするのです。

非常にいい傾向です!

この「あそぼう あそぼう あいうえお 村上勉 作」という本。
奇想天外な楽しい絵がたくさんあって文章もおもしろいのですが、
すぬたの語彙にはない言葉も多々あります。
どうやっても理解しずらいだろう、と思われる文章も。。

で、もう一冊の本も併用することにしました。





ひらがな あいうえお 下村昇 作」という本。
こちらは文章が少し長いのですが、簡単なものを選んで読んでみようと思います。


ただ、これを読み始めて思ったこと。。

まだまだひらがなの読みが完全でないんだなぁ、ということ。

見慣れてる字体と違ったり、文字が小さかったりと理由はあるやもしれないけど、
絶対知ってる筈の字を読み間違う。。

間違うことが嫌なタイプなので、自信をなくさせないよう
もう少し平仮名の読み書きを練習しなくては、と思いました。

今は、自分が読めたこと、意味がわかったことはうれしいようです。

まだまだ道のりは長いです。

ちなみに、上記のSweetHeartのトピックで、2から3の段階に移るのに2年かかった、という体験談もありました。

気長にやっていこうと思います。