花の どこどこ日記 

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保険料方式は格差を拡大する

2007-09-17 00:56:06 | Weblog
 この間、テレビで国民健康保険料を払えなくて医療を受けられない人を取り上げていた。
 健康保険料って年収数十万円という、とんでもなく所得が低い世帯にも掛かるという事、知っていました?
 数十万円の年収でどうやって保険料を払えというのでしょうね。払えなければ保険証をとりあげて、未払い分を払わなければ保険証は交付しない。強盗でもしてこいっていうのかしら。強盗ができなきゃ死ねって事?

 貧乏人にはかくも厳しい保険料システムだが、金持ちには優しくどんなに収入があっても一定額以上の健康保険料(貧乏人と大差ない)は払わなくてもよろしい事になっている。

 その上、今度は年金からも保険料が天引きされるらしい。

 その年金もシステムは同じだ。払わなければ将来年金は受け取れず、どんなに収入が低くても払わなければならない。また金持ちに優しい事も同じで、一定額以上はどんなに収入が多くても高くなる事は無い。 

 これはどういう事かといえば、貧乏人は社会保険料を払うとギリギリかマイナスとなり、金持ちは余裕のお金が増える一方という事だ。
 その上年をとれば多額の年金を受け取れるような人は、もともと十分な資産があるか、それまでの余裕資金で資産を形成していて年金の他にも収入のある人が多い。
 それにひきかえ貧乏人は払った保険料に合わせてという事で受取り年金額は微々たるものだ。もちろん他に収入の見込める資産形成など、できているはずもない。
 つまり社会保険料が、貧乏人を固定化し格差を拡大させている。貧乏人はどこまでも貧乏人でいるしかないシステムなのだ。


 セイフティネットであるべきはずの健康保険や年金が真にそれが必要とされる人には全く恩恵が受けられないか、さらなる貧乏に陥れている。
 こんなシステムでいいのだろうか。他に途はないのだろうか。

  

 社会保障を実施する費用を調達する方法には、現行の日本の方式のような税金の他に別途社会保険料を徴収する保険料方式と、税金で一本化して賄う租税方式がある。

 例えばデンマークは租税方式だ。
 デンマークでは医療費や大学までの学費等全て無料だ。モダンで広い高齢者住宅も整っていて24時間の巡回介護サービスが提供されている。もちろん年をとれば年金も受給される。

 これらは税金で賄われている。年金保険料、健康保険料、その他の保険料の別途徴収はない。
 この方式ならば保険料のために苦しまされたり、格差を固定ないし拡大される様なバカバカしい不合理な事は起こらない。


 やはり税金で賄うという方式が公平なのではないでしょうか?だって医療費や年金は国民の最低限の安心の保障でしょう?
 それこそが富の再分配により最優先に公平が担保されるべき事と思う。

 膨大な年金原資を溜め込んでいれば、おかしな事を考える輩が上から下までゾロゾロ湧いてくるし。その責任もうやむやにし易いし。

 税方式にすれば窓口が一本化されるし、余計な省庁もいらなくなって経費は少なくなるし。

 デンマークも高齢化社会だけれども、租税方式で成り立つ事を証明している。
 合計特殊出生率は日本よりも高い。福祉が充実していて不安が少ないからだろう。
 出生率が上がれば高齢化率は下がりますぞ、お大臣様。

  

 現行の年金保険料システムは戦時中、戦費調達のために考えられたシステムだ。
 国民のお金を吸い上げる為の方便であり、国民福祉の観点は希薄なまま徴収は徹底している制度が未だ延々続いているのだ。

 大抵の人は社会保険料が高額だとは思っていても、健康保険はどうしても必要だし、年金は払わないともらえないしと、税金より支払額が多額でも自分のセイフティネットと思って納得せざるを得ない。
 保険料は高くても、直接自分の利益にはねかえると理解させておけば納得させやすいのだ。

 私も始めて租税方式というものを知ったのだけれど、知ってウーンと唸ってしまった。
 こんなにいいやり方があるのに、今までどうして論議の機会もなく保険料方式が続けられてきたのかしらね。不思議だ~
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