文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization on September 2016

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日本の科学の進歩を阻害した新聞記者は少しは学習したかというとどうもそうでもないみたい。

2017-07-06 14:45:59 | 日記

以下は前章の続きである。

70年安保が終わって間もないころ原子力船「むつ」が誕生した。 

船体は石播が、そして3万6000キロワットを生む加圧水型軽水炉は三菱が請け負った初の国産原子力船は米のサバンナ号、独のオットー・バーン号などに並ぶ優れものだと日本人は胸を張った。 

ところが試験航海に出てすぐ格納容器遮蔽体の隙間から中性子漏れのあることが分かった。気ままな中性子の制御は駆け出しの日本がまだマスターしきっていなかった。 

漏れは軽微で、だから中性子を遮蔽する物質でそこをカバーすればいい。

で、こういうときに水と並んで有効なホウ酸を使うことにした。

ホウ酸でご飯を炊き、そのご飯を糊状にして塗り付けた。 

おばあちゃんの知恵みたいな対応だが、これで漏れはやんだ。

あとは母港に帰って遮蔽体を改良し、本航海を目指すはずだった。 

ところが馬鹿な新聞は「放射能漏れ」と大騒ぎし、「ご飯粒で漏れ穴をふさいだ」とひたすら原子力船のいい加減さを強調した。 

朝日新聞は母港むつ市の市民を焚きつけて養殖のホタテ貝が汚染すると煽り、結局「むつ」は以来16年、漂流する羽目になった。

原因はたった一つ。

ホウ酸の意味を記者が知らなかったためだ。 

日本の科学の進歩を阻害した新聞記者は少しは学習したかというとどうもそうでもないみたい。 

先日、大洗原研でプルトニウムの被曝事故があった。

さあ大変。

「作業員は広島原爆で浴びた危険域の10倍以上」「肺に入ったプルトニウムは取り除けない」(いずれも朝日新聞)と作業員はみな死にそうみたいな記事を連日流し、核アレルギーを亢進させ続けた。 

挙句、どうもほとんどデマでしたで鳴りをひそめてしまった。

こういうのを故意のから騒ぎという。

学習を望みたい。

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