文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization on September 2016

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

しかし、当時の日本を知っている人は日本人の99パーセントが日本と一体だったことを知っています。

2017-06-17 21:43:00 | 日記

この特集号Will7月号増刊歴史通、まるごと一冊永久保存版(1,000円)は日本国民全員が書店に向かい購読すべき書物である。渡部昇一という私の故郷の隣県である山形県が生んだ、故・梅棹忠夫に並ぶ、本物の学者の論文が満載されているのである。

世界中の人たちにとっても同様なのだが、それについては、私が出来るだけ伝える事にする。

以下は前章の続きである。

ジョン・ダワーのレトリック 

先の朝日新聞の社説に乗って、岡本行夫氏は「田母神論文は検証に耐えない論拠でつづられている」と産経新聞に書き、それが批判を受けたとして二〇〇八年十二月三十日産経新聞にまたも次のように書いて逃げています。  

《田母神論文の誤りについては、朝日新聞で先月13日に北岡伸一東大教授、同じ新聞で今月22日にジョンーダワー米MIT教授が「『国を常に支持』が愛国か」と優れた論駁をしているので、ここには記さない。》 

そこでダワー氏の論文「田母神論文『国を常に支持』が愛国か」を見てみることにします。  

《米国にとって「パールハーバー」は記憶から消し去れない出来事だ。01年の9.11米同時テロと、これに続く米国主導のイラク戦争という選択は、その記憶を思いがけず衝撃的な形でよみがえらせた。(中略)ブッシュ大統領もこれに反応し、9.11を「21世紀のパールハーバー」と日記に記した。通俗的なこの連想は、ブッシュ政権による02年9月の「先制攻撃」政策発表、半年後のイラク侵攻というブーメランとなった。

真珠湾攻撃も9.11事件も米国に挑む戦争として強く非難した米国が、今度は自らが戦争の道を選択したのである。(後略)(二〇〇八年十二月二十二日産経新聞) 

ダワー氏はピューリツァー賞を受賞した優れた書き手であるため、朝日の社説が中学生の跳ね上がりが書いた文章だとすれば、この論文は堂々たる文だと思います。 

レトリックの使い方もうまく、アメリカを批判することによって日本も悪かったと認めろという文脈になっている。

実にうまい文章です。 

しかし、同時に実に危険な文章だと言わざるを得ない。

彼はブッシュ政権の誤りは認めていますが、先の戦争についてはやはりアメリカは正しかったという見方です。

しかも、私かいつもかんに障るのは、ダワー氏の次の表現です。  

《30年代および40年代前半には、日本も植民地帝国主義勢力として軍国主義に陥り、侵攻し、占領し、ひどい残虐行為を行った。(中略) 勝ち目のない戦争で、自国の兵士、さらには本土の市民に理不尽な犠牲を強いた日本の指導者は、近視眼的で無情だった。》 

これがまさに、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの立場だからです。

このプログラムは日本の国民と指導者を違う立場に置き、国民が指導者を敵視するようにし向けるものでした。

しかし、当時の日本を知っている人は日本人の99パーセントが日本と一体だったことを知っています。

それをウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムは分断して見せた。

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